脂肪燃焼はどうすれば起こる?有酸素運動で脂肪が燃えるしくみ
- 2011年10月18日
- 投稿者:小林 ほのか
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気になる脂肪が活動することによって燃えるということは、みなさんよく知っていることかもしれません。
でも、どうやって脂肪が燃えるのかご存知ですか? 脂肪が燃えるメカニズムを知ることで、脂肪燃焼の効率を高めることができます。
もしかしたら、せっかく運動していても、上手に脂肪を燃やせていないかも……? 同じ運動量で、より多くの脂肪を燃やせるように脂肪燃焼のしくみも知っておくと良いですよ。
どうやって脂肪は燃える?
「脂肪を燃やすには有酸素運動」ということは、ダイエッターなら常識かもしれませんね。
脂肪は、酸素を取り込まなければ燃えません。だから、普段運動していない人が急に有酸素運動を行なっても、息切れするほど無理をしてしまっては、脂肪は燃えないんです。息切れしていては、脂肪を燃やすための十分な酸素を取り込めないですからね。
ダイエットのための有酸素運動は、張り切りすぎてはいけないんです。
有酸素運動でこんなふうに脂肪は燃焼されます
- 有酸素運動を始める
- エネルギーが必要となる
- まずは血液中の糖質をエネルギーとして使う
- 足りなくなったので肝臓や筋肉に蓄えられている糖質を使う
- 肝臓や筋肉の糖質も足りなくなって、やっと脂肪を燃やしてエネルギーとする(脂肪燃焼)
運動して15~20分経たないと、脂肪が燃えないと言われているのは、運動でいきなり脂肪を燃やさないからなんですね。最近は短時間でも、脂肪が燃えると言われていますが、やはり効果的に脂肪を減らすには15~20分以上運動を続けた方が良いです。
すぐに脂肪が燃えるようにはできる?
脂肪が少しでも早く燃えてくれたら、より多くの脂肪を減らせるのですが、脂肪が燃えるまでにはいろんな工程があるんです。
運動によりエネルギーが必要と脳が感じる → アドレナリン・ノルアドレナリンを分泌 → 脂肪分解酵素(リパーゼ)が活性化→脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解 → 筋肉でエネルギーとして使用される
上記のような流れで脂肪は燃焼します。脂肪そのものをエネルギーとして使うことはできないので、脂肪を分解する必要があり、そのためには脂肪分解酵素であるリパーゼが活性化することが必須条件です。
リパーゼを活性化するアドレナリン・ノルアドレナリンの分泌を促進すること、リパーゼを活性化する働きを持つ栄養素を摂取することでリパーゼの活性化を高めることができ、脂肪燃焼までの時間を短縮することができます。
脂肪が燃焼するまでの時間を短縮する方法
- カプサイシンを摂取する
リパーゼを活性化する働きや、リパーゼの活性化に必要なアドレナリンの分泌を促進する働きを持っています。そのため、運動前にカプサイシンを摂取することで、脂肪が分解されやすくなるので、より多くの脂肪を燃焼させることができるんです。
また、カプサイシンには、血行促進・新陳代謝促進の効果もあるので、ダイエッターの強い見方と言えるでしょう。
でも、カプサイシンを摂取していれば脂肪が燃えるということではないので、運動にプラスすることが大切です。 - 運動前の準備体操
ジョギングやウォーキング程度なら…と準備運動をしない人が多いようですが、準備運動はケガや事故を防ぐだけでなく、脂肪燃焼を促進する効果が得られます。
軽い準備運動でもアドレナリンは分泌されるので、その分運動を始めてから脂肪が燃焼するまでの時間を短縮できるんです。
運動を長く続けられないという人は、準備体操を十分に行うことで、より多くの脂肪を燃焼できるでしょう。
有酸素運動で効率的に脂肪を減らすには
ただやみくもに体を動かしても、効果的とは言えません。やはり効果が現れることで、モチベーションが高まり、継続しやすくなる部分も多いと思います。脂肪を減らすことを目的として有酸素運動を行なうのなら、上手に脂肪を燃やすように工夫すると良いでしょう。
せっかくなら上手に脂肪を燃やそう!
- 息切れしないようなペースで行う(無理せず鼻歌が歌える程度)。
- なるべく15分以上運動を続ける。
- 運動前にカプサイシンを摂取する。
- 準備運動を行う。
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参考サイト
- カプサイシンはアドレナリンの分泌を促進、リパーゼを活性化する働きがある
http://unit.aist.go.jp/shikoku/kaiyou/manual/38H.pdf