こんなに危険! 健康に良くないダイエット
- 2011年11月15日
- 投稿者:小林 ほのか
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ダイエットというと、ついつい健康面よりも、まず体重を減らす事に意識が向いてしまいがち。
「キレイになれるならば……」「ダイエット中だけだから……」と、多少の悪影響は仕方ないと考えてしまう人もいるのでは??
もちろん、ダイエットの効果が現れることも大切ですが、体に悪影響を及ぼすダイエットで、取り返しのつかないことになってしまったら元も子もありません。アナタのダイエット法は大丈夫?? 健康に良くないダイエットを紹介していきます。
健康に良くないダイエットは 長い目でみるとダイエットにも良くない
健康に良くないとされているダイエットは、心や体の不調を招きやすいのはもちろんですが、実は長い目でみると、ダイエットにも良くないんです。
健康に良くないダイエットの多くは、痩せることはできますが、リバウンドしやすいものが多いです。
体重は減る場合もありますが、太りやすい体質を作ってしまっている場合が多いです。
そのため、不健康なダイエットで成功したとしても、いずれリバウンドしてしまいます。これって、長期的にみるとダイエットを失敗しているということになりますよね……。
一時的な成功ではなく、長期的にみて、成功できるダイエット法が1番です。
健康に良くないダイエット例
健康のことを考えずに痩せることだけを考えるようなダイエットは、残念ながらたくさんあります。有名だから安心ということはありません。
健康に悪影響を与えてしまうダイエットの例を少しだけ紹介します。
一定の食品しか食べない
カロリー摂取量を減らすために、低カロリー食品しか食べないというダイエット。決まった食品しか食べないので、もちろん決まった栄養しか摂取できません。
この場合……
- 過剰に摂取してしまう栄養素が出てくる可能性がある
- 不足してしまう栄養素が出てくる
- 体調不良を引き起こす
- 肌荒れ・肌の乾燥などの美容への悪影響
- 脂肪燃焼効率が悪くなって太りやすくなる
- 基礎代謝(筋肉量)が低下して太りやすくなる
など。
決まった食品だけを摂取してカロリー摂取量を減らしたとしても、体重は減少するかもしれませんが、太りやすくなっているので、もとの食事に戻すとリバウンドしてしまう可能性大です。ダイエットにも悪影響と言えます。
また、健康だけでなく、美容にも悪影響があるので、キレイ痩せとは言えませんよね。
特定の食品を食べない
ダイエット中はやはりカロリーの高い食品は避けてしまうもの。揚げ物や甘いものなどの高カロリー食品は、避けているダイエッターも多いのでは??
でも、人間が健康に生活するために必要な栄養素で、三大栄養素でもある脂質や炭水化物を摂らなくなってしまうと、やはり健康にも悪影響を及ぼしてしまいます。もちろん、過剰に摂取すると肥満の原因となってしまいますが、摂らなすぎるのも良くないんです。
炭水化物を摂らないと……
- エネルギーが不足して疲れやすくなる
- 脳のエネルギーが不足して集中力がなくなる
- 意識障害が起こる可能性がある
- 口臭や体臭が特有の臭い(ケトン体によるツーンとした臭い)になる
炭水化物を控えるダイエット法に、低炭水化物ダイエット(アトキンスダイエット・ローカーボダイエット)がありますが、イギリスの食品基準庁は、炭水化物を減らすことでたんぱく質の摂取量が増えやすく、腎臓疾患や冠状動脈性心臓病のリスクを高めると説明しています。
また、健康面に悪影響を及ぼすだけでなく、普通の食事に戻すとリバウンドしやすいというデメリットもあります。ダイエットに関しても、長い目でみると成功は難しいと言えます。
脂質を摂らないと……
- エネルギーが不足して疲れやすくなる
- ビタミンAやビタミンEなどの脂溶性ビタミンの吸収が悪くなる
- 肌荒れ・肌の乾燥などの肌トラブル
- 便秘
「脂質の摂取量は少なければ少ないほど良い」と思っていませんか??脂質も三大栄養素の一つであり、不可欠な栄養素です。そして、必須脂肪酸は体内で作られないため、食べ物から摂取する必要があります。
脂質を控えるよりも、良質な脂質を摂取するように心がけましょう。脂肪酸の中には、ダイエットに役立つ脂肪酸もあるんですよ!
下剤や利尿剤を使用する
みなさんご存知のように、下剤(便秘薬)も利尿剤もダイエットを目的として使用する薬ではありませんよね。
「好きなだけ食べても、薬で太らずにいられる」と認識しているダイエッターもいますが、大きな危険を潜んでいます。実は下剤も利尿剤も、ダイエットに利用しても全くメリットがないんです。
下剤使用によるダイエットのリスク
- 腹痛・下痢
- 吐き気・嘔吐
- 習慣になってしまい、使用量が増加する
- 電解質の異常(カリウム・ナトリウムの不足)
利尿剤脂肪によるダイエットのリスク
- 低カリウム血症
- 高尿酸血症
- 脂質異常症
- 低血圧
- 高カリウム血症
下剤も利尿薬も習慣性があり、利尿薬を飲まなければ排尿できない、下剤を飲まなければ排便ができない……といった悪循環に陥り、どんどん使用量が増え、飲まなければいけなくなってしまうんです。本当に恐ろしいですね……。
いくら痩せたくても、安易に薬を乱用しないようにしましょう。
キレイに痩せるには健康が必須!
細い=キレイではありません。やはり体の内側から美しさは出てくるんじゃないでしょうか……。
ここで紹介した健康に悪影響を与えるダイエットは、ほんの一部にすぎません。ダイエッターも、ある程度の知識を身につけて、良いダイエットと悪いダイエットを見極められる力を身につける必要がありますね。
いくら痩せたくても、「ただ飲むだけで痩せる」とか「これを食べれば痩せる」といった甘い言葉には要注意です。
参考になりました!毎日、筋トレしないほうがいいんだと少し楽になりました。ダイエットを長い目でしてみます。頑張ります。