ダイエットで胸を痩せたくない人のための食事・筋力トレーニング
- 2011年9月27日
- 投稿者:小林 ほのか
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ダイエットで体重が減っても、バストダウンしてしまっては、女子力もダウンしてしまいます。女性らしい体型をつくるためには、細くなれば良いというわけではありませんよね。
ダイエット中は、つい痩せることしか意識せずに、体重が減ってから「胸がなくなってきた…」と気付いてしまうことが多いのでは?
ダイエット中には、胸が痩せないための工夫も必要です。もちろん、過度な食事制限や栄養バランスの悪い食事は健康だけでなくバストにも良くありません。正しいダイエットを行いながら、胸痩せを防ぐ食事・筋力トレーニングをプラスすると良いでしょう。
ダイエット中のバストダウンを防ぐ筋力トレーニング
バストと筋肉は無縁のように感じている人もいるかもしれませんが、バストを支えているのは筋肉です。バストを支えている大胸筋が衰えてしまっては、バストを支えきれなくなってしまいます。
バストの土台とも言える大胸筋を鍛えることは、バストが垂れるのを防ぎ、バストアップにつながるのです。
1.ヒザをついた状態で腕立て伏せの姿勢を作ります。指先は少し内側に向けて、「ハ」の字を作るようにします。
POINT:普通の腕立て伏せよりも腕と腕の間隔を広くとります。視線は床ではなく、前を見るようにしましょう。
2.息を吐きながら上体を床に近づけます。ヒジは外側に開くようにしましょう。
POINT:腕を曲げるという意識ではなく、胸を開くようにして(肩甲骨を寄せるようなイメージで)上体を下ろすようにしましょう。慣れてきたら、この状態で2~3秒キープすると、さらに効果が高まります。
3.息を吸いながら上体を起こします。 10回×3セットから始めましょう。10回行うのがキツイという人は、5回からでも良いでしょう。
注意
腕立て伏せは、もちろん腕にも効きますが、意識するところは胸です。胸の筋肉を意識して行いましょう。
腕と腕の幅が広くなるほど、負荷が高まります。腕の幅が狭くなると、胸には効かず、腕に効いてしまうので、大胸筋を鍛えるためには、腕の幅を広めに取りましょう。
また、反動を使わないようにすることも大切です。
ダイエット中に摂取したいバストアップに効果のある食事
バストアップに効果があると言われている栄養素に、イソフラボンがあります。イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをすることから、植物性エストロゲンと呼ばれています。
女性ホルモンのエストロゲンは、豊胸や美肌、女性らしい体つきをつくる働きなどがあり、月経の終わり頃から分泌されるホルモンです。体の調子を良くしたり、心を安定させたりする働きもあります。
イソフラボンは、骨粗しょう症の改善や更年期症状の軽減、乳がん予防などにも有効と言われていて、女性にうれしい効果が期待できるのです。
ダイエット中にも安心して摂取できるイソフラボンを含む食品
イソフラボンを含む食品に、大豆・大豆製品があります。醤油・味噌・豆乳・納豆・豆腐・おからなど、大豆や大豆製品を摂取することでイソフラボンを摂取することができます。
大豆イソフラボンを含む主な食品と食品100gの平均含有量
食品名 | 平均含有量 |
大豆 | 140.4mg |
醤油 | 0.9mg |
味噌 | 49.7mg |
豆乳 | 24.8mg |
納豆 | 73.5mg |
豆腐 | 20.3mg |
おから | 10.5mg |
厚生科学研究(生活安全総合研究事業)食品中の植物エストロゲンに関する調査研究(1998)より
大豆・大豆製品のダイエット効果
大豆は「畑の肉」とも呼ばれるほど栄養価の高い食品ですが、下記のようなダイエットをサポートしてくれる栄養素も含んでいます。
- 大豆サポニン
脂質や糖質の吸収を遅らせる働き、血液中のコレステロール下げる働きがあります。 - 大豆ペプチド
基礎代謝を高める働き、コレステロールを下げる働きがあります。 - 大豆レシチン
血液中の中性脂肪やコレステロールを下げる働き、肝機能を改善する働きがあります。 - ビタミンB群
疲労回復、脂肪の分解・燃焼の促進、肌荒れの改善などに効果があります。 - 鉄分
貧血予防、疲労回復、冷え性の改善などに効果があります。
大豆イソフラボンは過剰摂取に注意!
大豆イソフラボンの1日の摂取目安量の上限は70~75mgです。食品で摂取する場合は、それほど問題ありませんが、大豆イソフラボンのサプリメントや大豆イソフラボンを強化した食品を摂取する場合には注意が必要です。
大豆イソフラボンの過剰摂取は、女性ホルモンのバランスを乱し、子宮内膜増殖症のリスクを高めると考えられています。