厚労省「健康日本21」素案の目標歩数 「8000歩」って意外にキツイ！？

厚生労働省が15日に公表した「健康日本21」の素案では、1日の目標歩数を男性は8500歩に、女性は8000歩に増やすという内容も盛り込まれています。

「8000歩も！？」と思う人も多いのではないでしょうか。でも、健康のためには1万歩が理想的とされているんです。
ダイエットのため、健康のために、まずは目標値である男性8500歩、女性8000歩をクリアしておきたいですよね！？

8500歩・8000歩ってどれくらい？？
「8500歩」や「8000歩」と聞いても、万歩計を利用している人でなければ、いまいちピンとこないですよね…！？

8500歩・8000歩ってどれくらい？？

健康日本21で示した「8500歩」や「8000歩」と聞いても、万歩計を利用している人でなければ、いまいちピンとこないですよね…！？

距離にすると、男性8500歩は5.95km、女性8000歩は5.6km（男女とも歩幅は70cmで計算）になります。
また、時間に換算すると、普通歩行（67m/分）で男性は約89分、女性は約84分となります。

「8000歩」「8500歩」とは、　距離や時間に換算してみると、積極的に歩こうと意識しなければクリアするのは難しい数字だということがわかると思います。
やはり健康維持のためには、積極的に歩いたり、体を動かしたりすることが不可欠なのですね！？

もちろん、歩幅を半分にすれば、歩数としては通常の倍になるわけですが…
それでは効果的とは言えませんよね…。

一駅歩けば目標歩数を達成できる？？

駅間の距離はさまざまですが、都心部の駅間距離は短く、だいたい2～3kmといったところでしょう。
ちなみに、駅間距離が短い山手線では駅と駅の距離が平均約1.2kmしかありません。

一駅歩くとなると、道のりは駅間距離よりも長くはなりますが、往復歩いても目標の8000歩や8500歩を必ずしも達成できるというわけではなさそうです。

「一駅歩く」ということも大切ですが、「自分がどのくらいの距離を歩いているのか」、「1日何歩あるいているのか」などを確認することも必要ですね！？

歩数を増やすには？？

普段の生活の中で歩数を増やす方法には、次のような方法があります。

• エスカレーターやエレベーターではなく、階段を利用する
• 近場へ出かける際は、なるべく歩くようにする（自転車や車を使わない）
• こまめに動くように心がける

など

歩数計で現状を把握することも大切

歩数計というと、「おじさんがベルトにつけているもの」というイメージを持っている人も多いのでは？？

最近の歩数計は、デザイン性にも機能性にも優れ、胸ポケットやバックにつけて持ち歩けるものなどが登場しているんです。
そして、多くの機能を搭載した活動量計や、歩数計の機能を持ち合わせた携帯電話なども登場しています。

また、歩数計や活動量計などのデータを送信することで、グラフ化し管理することができるウェブサービスなども登場し、歩数計を使って健康管理ができるようになっています。

運動不足を自覚している人、「運動をしたくても時間がない」と嘆いている人…、自分の歩数の管理から始めてみてはいかがでしょう？？

健康日本21の1日8000歩は ダイエットにも役立つ

体重50kgの人（歩幅70cm）の場合、普通歩行（67m/分）で8000歩あるくと220.5kcal消費できるので、1ヶ月で1kgの体脂肪を減らせるという計算になります。

「1ヶ月で1kg」というと、効率の悪いダイエットのように感じるかもしれませんが、無理な食事制限もありませんし（もちろん食べすぎは良くありませんが…）、リバウンドの心配もありません。

「健康維持のため」と言っても、若い人はピンとこないかもしれません。でも、「ダイエットのため」と思えば取り組みやすいのではないでしょうか。
若いうちに、歩く習慣を身につけておきたいものですね。

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