睡眠不足はダイエットを圧倒的に不利にする
- 2011年10月3日
- 投稿者:小林 ほのか
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ダイエットと睡眠時間は大きく関係しています。「睡眠時間が短いほうが消費カロリーは大きくなるのでは?」なんて、大きな勘違いをしている人はいませんか?
睡眠時間が短いほど、太りやすくなってしまうんです。
睡眠時間が短いと食欲が増してしまう!?
寝不足だと、頭がよく働かなかったり、やる気がでなかったり……悪い影響があるのは、誰もがよく知っていると思いますが、ダイエットにも食欲にも影響があります。
寝不足になると、食欲を抑えるホルモン(レプチン)の分泌が減少して、反対に食欲を増進させるホルモンの分泌(グレリン)が増加します。寝不足で、食欲が抑えられなくなってしまうのです。
ダイエット中なのについつい食べ過ぎてしまうのは、もしかしたら睡眠不足が原因かもしれません。起きている時間が長いと、その分消費カロリーが増えるような気もしてしまいますが、その分食べ過ぎて摂取カロリーが増えてしまっては、痩せるわけがありませんよね。
睡眠を取らないと筋肉が成長しない
成長ホルモンは、名前の通り成長を促すホルモンですが、成長した大人にも必要なホルモンです。成長ホルモンは筋肉を成長させる働きもあるんです。
成長ホルモンは筋肉量を成長させるホルモンなので、不足すると筋肉量の減少を招いてしまいます。筋肉量が減少してしまうと、基礎代謝の低下・脂肪燃焼効率の低下につながるので、太りやすい体質になってしまうと言えますよね。
この成長ホルモンは眠っている間にしか分泌されません。そのため、睡眠不足は成長ホルモンの分泌不足を招き、筋肉量を減少させて、太りやすい体質を作ってしまいます。ダイエットのための筋力トレーニングも、十分な睡眠を取らなければ、効率的ではないのです。
成長ホルモンは、特に午後9時~午前2時に多く分泌されるので、この時間に睡眠をとれるようにすることが大切でしょう。
「寝る子は育つ」と言いますが、大人も筋肉を成長させるために、しっかり睡眠を取る必要があるのですね。
睡眠不足が脂肪を蓄積しやすい体を作ってしまう
睡眠不足になると、自律神経のバランスを乱してしまいます。自律神経はダイエットに関係ないように感じている人もいるかもしれませんが、自律神経はダイエットと深く関係しているんです。
自律神経の交感神経は体を活動しやすい状態に、副交感神経は体を休息しやすいように働きます。交感神経が優位なときには、活動しやすい状態にするために代謝を活発にしてエネルギーを得ますが、副交感神経が優位なときには、反対に代謝を抑制しています。
つまり、昼間の活動する時間帯に交感神経が優位でなければ、代謝がうまく行われず、脂肪を蓄積しやすくなってしまうのです。さらに、夜に交感神経が優位になっていると、体が休息しやすいように働かないので、熟睡できず、寝不足を招いてしまいます。
自律神経の乱れは、脂肪を蓄積しやすくするだけでなく、ダイエットの大敵である便秘やイライラの原因にもなります。健康維持のためにはもちろんですが、ダイエットのためにも自律神経を整えることは大切なのです。