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寝ることもダイエットへと繋がっている

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「食べて寝ると太る」と言われていることから「食べる」だけでなく「寝る」という行為もダイエットの敵として捉えている人が多いようです。しかし寝ること自体は太る要因にはならず、むしろダイエットの味方だったのです。その理由はどこにあるのでしょうか。

寝ることもダイエットに

食欲刺激と食欲抑制ホルモンの存在

体内には食欲を増加させるホルモン抑制させるホルモンが存在しています。食欲を増加させるホルモンは「グレリン」、食欲を抑制させるホルモンを「レプチン」と言います。
グレリンが増加すれば何かを食べたいと思うようになり、食べ物を口にしてしまうとそれが太る原因をなってしまいます。逆にレプチンが増加していれば食欲が抑制されるので特に食べ物を口にしなくなるので太る原因を作らないで済みます。レプチンを増やすことができればダイエット成功の道へとつながっていきます。
この2つのホルモンの関係についてスタンフォード大学とシカゴ大学で調査されました。

長時間睡眠で食欲を抑制

スタンフォード大学で発表されたものは、睡眠時間の短いグループ、長いグループに分けて血液中に含まれるグレリンとレプチンの量を比べるというものです。およそ1000人を対象にしたこの調査では睡眠時間が長い人はレプチンが多くなり、グレリンが少なくなる、睡眠時間が短い人はレプチンが少なく、グレリンが多くなっているとわかっています。この結果は性別や食生活にも関係は関係がないといえるほど明らかな差があったそうです。

  グレリン(食欲増進) レプチン(食欲抑制)
睡眠時間が長い 少なくなる 多くなる
睡眠時間が短い 多くなる 少なくなる

シカゴ大学では10人の人に長時間睡眠の生活をさせた場合と、短時間睡眠の生活をさせた場合の2つのホルモン状態を同じ人で比較するという方法で行われましたが、睡眠時間を短くしている期間に被験者の半数以上がリバウンドするということが起きました。この2つの大学での実験により睡眠時間が短い人は太りやすくなるといえるでしょう。
ではどのくらいの時間寝ることができれば太りにくくなるのでしょうか。

8時間睡眠で太りにくくする

枕も睡眠には大事スタンフォード大学の調査では、長時間睡眠(8時間程度)と短時間睡眠(5時間程度)で分けて行っています。この2グループの血中のグレリンとレプチンの量を比較してみると、短時間睡眠の人はグレリンの量が約15%増加、レプチンの量が約15%減少という結果でした。
この調査では5時間と8時間の2つで比較しているため、具体的に何時間寝るのが良いとは言えませんが目安として8時間ほどの睡眠時間を取るようすると太りにくいホルモン状態にできるといえます。

夜食をすると寝ている間に脂肪が消費されなくなる

夜更かししているとおなかが空いてくることもあると思います。そのときに食べてしまうと空腹を解消することはできますがカロリーを摂取してしまうことになり、消費カロリーを増やさないと脂肪へと変わってしまいます。
また、寝ている間にも基礎代謝としてカロリーが消費されていますが、このときにエネルギーが足りなくなると脂肪を分解してエネルギーを取り出そうとしますが夜食でエネルギーをとると脂肪を分解する必要がなくなってしまい、脂肪が減らないようになってしまいます。これが「食べて寝ると太る」といわれる原因だったのです。

図:夜食をとった場合・とらない場合

低カロリーな食べ物仕事などで夜遅くまで起きているとどうしても小腹が空いてしまうということもあります。そのときはガムを食べるか体を動かすなどして気を紛らわせるようにし、どうしても我慢できず何かを口にしたいときはなるべく低カロリーなものを食べるようにしましょう。
なるべく睡眠をとることも大切ですが夜食を控えることもダイエットには大事なことです。

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