生理中の運動・食事制限は?月経中のダイエットの進め方
- 2011年12月9日
- 投稿者:小林 ほのか
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生理中って、ゆううつだったり、体調が優れなかったり、人によって違いますが不快な症状が多いですよね。「生理になると甘いものが無性に食べたくなる」という人も多いはず。
生理中のダイエットはどのようにしたら良いのでしょう?
生理中はダイエットに不向き
生理痛がひどい人は、生理中はダイエットどころじゃないかもしれません。食事制限と生理中のイライラ……ちょっとツライものがありますよね。
生理前~生理中は、ホルモンのバランスでダイエットの効果が出にくい時期です。生理中だけでなく、生理前のイライラや肌荒れの出やすい時期から、痩せにくい時期に入っています。
ホルモンバランスでダイエットの効果が異なる
生理中は、ダイエットの効果を出にくくするプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されている時期。生理前から分泌が増えてくるので、生理前のイライラや肌荒れなども、このプロゲステロンの影響です。
プロゲステロンは脂肪を蓄積しやすくしたり、水分を溜め込みやすくしたりする働きがあるため、ダイエットには悪影響を及ぼしてしまうんです。
このプロゲステロンの分泌されている時期は、イライラしたり、落ち込みやすくなる時期でもあるので、無理せず現状維持に努めましょう。生理が終わると、エストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌されて、心も体も快調で、痩せやすい時期になります。ダイエットを始めるには絶好のタイミングです。
生理後から新たにダイエットを頑張るためにも、生理中は無理せず過ごすと良いでしょう。
食べ過ぎ・飲み過ぎには注意
生理中は、甘いものが食べたくなったり、食欲が旺盛になったりする人も多いです。「生理中は食べても太らない」と思っている人もいるようですが、そんなことはありません。血液が失われるのですから、十分な栄養摂取は必要ですが、太らないわけではないのです。
ダイエットで食事制限をしている人は制限を軽くしたり、運動を取り入れている人は軽いストレッチ程度にしたり、無理のないように継続することが大切です。
あくまでも「現状維持を心がける時期」であって、「ダイエットを中断しても良い時期」ではないので、気をつけてくださいね。
生理中は運動しちゃいけないわけじゃない
生理中は運動してはいけないというわけではありません。ハードな運動は良くありませんが、適度に体を動かすことは血液循環を促進して、生理中に起こりやすいむくみや血行不良などを解消する効果があります。また、生理中のイライラを解消することもできます。
もちろん、生理痛のツライ時期に無理に体を動かす必要はありませんが、生理痛がつらくない場合には、ストレッチや柔軟体操、軽いウォーキングなどを行うと良いでしょう。
生理中の食事制限
単品ダイエットや置き換えダイエットなど、体に負担のかかるような食事制限は、生理中には良くありません。また、空腹感によるイライラを招くほど食事の量を減らすのも良くありません。食事の量を減らしすぎず、食べ過ぎず、腹八分目を意識すると良いでしょう。
また、生理によって奪われやすい鉄分を摂取するようにしましょう。鉄分は生理だけでなく、ダイエットでも不足しやすくなる栄養素です。普段から摂取を心がけると良いですね。鉄分を多く含む食品には、レバー・しじみ・納豆・たまごの卵黄などがあります。
鉄分の吸収を高める食品を摂取しよう!
生理では鉄分が失われるから……と鉄を含む食品を摂取するように心がける人も多いでしょう。しかし、摂取した鉄のうち、吸収されるのは約15%という報告があります。自分が思っている以上に鉄は吸収されていないのです。
鉄の吸収を高めるビタミンC、赤血球を生成する際に必要となる葉酸の摂取も心がけると良いです。レバーや納豆は、鉄分も含まれている食品なので、鉄分摂取におススメの食品です。
ビタミンCを多く含む食品
葉酸を多く含む食品
生理が終わったら新たにスタート!
先にもお話したように、生理前と生理中は無理をせずに、現状を維持することが大切。生理が終わったらダイエットを始めましょう。生理後はホルモンのバランスにより、やる気が出て体も元気になります。さらに体が痩せやすい状態になっているので、この時期を逃してはいけません。
ダイエットは、生理のサイクルに合わせて行っていくのも良いでしょう。生理中に食事制限や運動を少し軽くすることは、生理中の生活に負担をかけないだけでなく、ダイエットのストレス軽減とモチベーションアップにもつながります。
ホルモンバランスはダイエットの効果を左右するほど、女性の体に影響しています。無理せず、女性の体に合わせたダイエットをすることも大切ですよね。
プロゲステロンの分泌が無くなると月経がきます。