脂肪細胞は白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞に大別されるが、大型脂肪細胞とは、脂肪分を多く含んで白色脂肪細胞が肥大化したものである。白色脂肪細胞は、含んでいる脂肪分によって大きさが異なり、働きも異なる。
大型脂肪細胞は内臓脂肪に多く、内蔵脂肪は皮下脂肪に比べて分解・合成が活発であり、増えやすく減らしにくい特徴がある。内臓脂肪は脂肪が肥大しやすいため、大型脂肪細胞で占められている場合が多く、生活習慣病やメタボリックシンドロームの原因となりやすい。
大型脂肪細胞は、お腹周りのみ脂肪が多く、一見肥満と気付かれないリンゴ型肥満に多く見られる。
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