ダイエットの過程では、「好きなものが食べられない」「好きでもない運動をしなければならない」「なかなか体重が落ちない」「周囲が無理解」など、様々な理由でストレスが溜まりやすくなるものです。溜め込まれたストレスの爆発は、ドカ食いや挫折などダイエットの失敗に直結してしまいます。ストレス無くダイエットを続けるにはどうすればよいのでしょうか?
「ストレスは万病の元」と言われるように、過度のストレス蓄積は病気を引き起こす原因になります。
しかし、どうしても早く結果を出したいことから、ストレスが溜まりやすい過酷なダイエットを行ってしまう人が多いです。ストレスを溜めるような過酷なダイエット計画は、短期間で結果を出すことを目的にして行うべきで、長期間続けるものではありません。
無理のないダイエットは、体重の減少は緩やかではありますが、長く続けやすく、ストレスが溜まりにくいです。さらに、リバウンドしにくい場合が多いです。
ダイエット計画を立てる際、達成できないような目標設定をしてしまう人は少なくありません。稀に目標を達成してしまう人もいますが、過度の減量で健康を害したり、リバウンドを起こしたりしてしまいます。
ダイエットの目標設定では「達成可能の範囲に納める」ことと「実行期間を長めにする」ことがストレス軽減の決め手になります。無謀な目標は達成出来ても出来なくてもストレスが溜まってしまうのです。
しかし、長期間に渡ってダイエットを行えば、蓄積されるストレスの総量は同じでも一度に感じる量は少なくなります。ストレスのコントロールを上手に行うことが、成功するダイエットプランの基本なのです。
「一日の消費カロリーが摂取カロリーを上回っていれば痩せる」という考え方は、ダイエットの基本です。消費されずに余ったカロリーは体脂肪として蓄積され、肥満の元になってしまいます。摂取カロリーがオーバーしてしまった場合には、その分運動で消費すれば太りませんし、運動できない日には摂取カロリーを減らせば太らないのです。
そのため、成人男女に求められる必要カロリー摂取量や栄養バランス、食事で摂取するカロリー、基礎代謝、生活の中で消費されるカロリー、運動によって消費されるカロリーなど、摂取カロリーと消費カロリーを把握することがダイエット計画の要となるでしょう。
長期間のダイエットでは、それまでスルスルと落ちていた体重が全く落ちなくなる「停滞期」に突入することがあります。停滞期は、一ヶ月に全体重の5%以上の体重が減少すると健康を維持する為に身体が体重の落ちにくい状態になることで起こります。停滞期は最長で1ヶ月程度続くため、ダイエットを失敗させる原因にもなります。
停滞期を突破する為に活用されている手法が「チートデイ」です。チートデイは「だます日」という意味で、カロリー摂取量を一時的に増やすことで身体を「今はダイエットをしていない状態である」と錯覚させ、停滞期から脱出させるというものです。
元々は体脂肪を絞り込む必要のあるボディビルのテクニックで、ダイエットにも応用が効きます。また、甘いものや脂っこいものなどのダイエットに向かない食べ物を食べられるため、ストレス緩和にも効果があります。チートデイを実行する場合は、「一ヶ月ごとに一日だけ行う」ことが原則です。タガが外れたように食事制限をなくしてしまうのではなく、「自分へのご褒美」を兼ねた特別メニューであることを意識するのが大切なのです。
ダイエット中に行う運動は、どうしてもワンパターン化して飽きやすくなるものです。運動は飽きてくると、途端につまらなく感じるようになり、「やらなくてもいいもの」と考えるようになります。
そのため、運動を行う際には何かの変化をつける必要があるでしょう。例えば、ウォーキングやジョギングならばコースを定期的に変える、エアロバイクなどの室内で行うものならば音楽やビデオを流す、水泳ならばいろんな泳法を取り入れる・水中ウォーキングを定期的に取り入れるなど、運動の刺激を維持する工夫を行い、続けることが大切です。
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いい記事をありがとうございます!!^^