使う食材が低カロリーでも、油で揚げたり、フライパンで炒めたりすると、油の分カロリーが高くなります。料理法にもダイエットを意識したいですね。
ここでは、食材を煮込んだり、オーブントースターで焼いたりなど、油を使わずにできる調理法を紹介していこうと思います。
1週間レシピでも紹介しています「レンコンと豚肉の包み揚げ」は、材料にころもを付けてオーブントースターで焼いています。油で揚げないのですが、豚肉から出る油が、ころもに染み出して、意外と美味しく食べられます。
肉も鍋やフライパンで調理すると油を使うので、油を使わないオーブントースターで焼くことをお勧めします。オーブントースターとアルミホイル箔さえあれば簡単にできるのでオススメです。
どうしてもフライパンを使いたいときは、テフロン加工のものを使うといいでしょう。テフロン加工の調理具は、油の量が少なくて済むのでダイエットに最適です。最近ですとテフロン加工のものでも安く手に入ります。テフロン加工のものは磨耗してテフロン部分が剥がれてきますので、消耗品と割り切ってしまえば安いものです。
ご飯をお粥にすると米の量が少なくて済みます。お粥は低カロリーで、水分が多いので満腹感が得られます。同じ1膳だと、お粥はご飯の60%のカロリーで済むのです。
お粥は淡白で味がつまらないという人もいるかと思います。ですが1週間レシピで紹介している中華粥などはいかがでしょうか。中華スープの素とごま油を入れれば、味が一気に中華風になります。そこに鶏ささみやキノコを入れると、さらにだしがきいて美味しく食べられます。中華粥に合う野菜は他にもたくさんあります。白菜、チンゲンサイ、ニラ、小松菜、もやし、えのき、エリンギなど、どんな野菜ともマッチすると思います。
他にも、豆乳を入れたお粥、トマトと粉チーズなどを入れたイタリア風お粥など、たくさんの食べ方があります。是非試してみて、自分だけのオリジナルお粥を作ってください。きっと料理が楽しくなりますよ。
野菜が嫌いな人の多くは、特有の青臭さや、苦味が苦手だったりします。しかし野菜も調理法次第で美味しく食べることができます。野菜をスープや煮物など煮込みようにして食べると、苦手意識を持たずに食べられるはずです。とくにスープに野菜を入れると、スープの味で青臭さが消えますし、野菜の旨味・甘味が出てきて、とても美味しく食べられます。
オススメしたいのが味噌汁の具にしてしまうことです。まいたけやチンゲンサイなど、使い道に困ってしまう食材でも、味噌汁の具にしてしまうと美味しく食べることができます。味噌汁はどんな野菜とも相性がよい料理です。「味噌汁といえば豆腐とわかめでしょ?」という固定観念に囚われていては、野菜を効率よく取ることはできません。これからは「食べる味噌汁」です。
また、野菜やキノコが嫌いな人には、原型をなくすことも1つの手です。例えばハンバーグのミンチに、にんじんやキノコを細かく切って入れれば、野菜を気にすることなく食べることができます。またチャーハンに入れると見た目も鮮やかな料理に。野菜やキノコも切り方ひとつで、料理にさり気なく忍ばせることができるんです。
野菜といえばサラダですが、注意しなければならないのはドレッシングです。ドレッシングには結構な油が含まれています。生野菜を使うサラダですと、どうしてもドレッシングをかけてしまいますよね。ですので、ドレッシングを使用する際はノンオイルドレッシングかどうか確かめて使用しましょう。ノンオイルドレッシングがない場合は、温野菜にして食べたり、スープなどのメニューに変更するのも1つの手段です。
高カロリーな食べ物は、どうしても味が濃くなってしまいます。濃い味に慣れている人には、ダイエット食は薄味で少しもの足りないかもしれません。しかし、濃い口や薄口というものの多くは食習慣が生み出したものです。濃いものを食べ続ければ、自ずと濃い口になるのです。ダイエット食も習慣ですし、究極的には「慣れ」なのです。初めのうちは薄くて、つい醤油やソースをかけてしまったりするでしょうが、食べ続けていくうちに少しずつ慣れていきます。さらにいえば、薄味は素材本来の味を楽しめるので、味覚も洗練されていきます。これを機に薄味にチャレンジしてみてください。
炒め物などに使う油はできるかぎり植物性のものを使いましょう。代表的なものは、サラダ油やごま油、オリーブ油です。特にオリーブ油は健康によいとされています。オリーブ油に含まれているオレイン酸は、血中コレステロールを減らすはたらきがあるといわれます。「油がどうしてコレステロールを減らすの!?」と疑問に持たれる方もいると思います。しかし、油を構成している脂肪酸にはいくつか種類があって、その中にはコレステロールを増やしてしまうものもあれば、逆に減らすものもあるのです。単純に油=健康に良くない、というわけではないのですね。とはいっても、油の取りすぎで摂取カロリーオーバーになってしまえば、当然肥満の原因になります。取りすぎには注意してください。
油について、もっと知りたい方は『食事ダイエット雑学講座』で。
みなさんは、天ぷらなどをあげている時などは、この油分を少しでもカット出来ればなぁ~という、心のモヤモヤ感を経験したことがありませんか。ここでは、キッチンペーパーを使い、目でも確認出来る油分カット法を、少しご紹介したいと思います。
電子レンジで唐揚げなどを温め直すとき、油が出てきて食材がべとべとになったことってありませんか?こんなときは、厚手のキッチンペーパーの上に唐揚げをのせ、サランラップ無しで温めるとよいでしょう。しっかりと油分をカットできます。
また、厚手のキッチンペーパーを濡らした状態で油あげを包み、耐熱皿にラップをかけずに、レンジで20~30秒程かけると、熱湯を使用せず油分カットにもなります。
ご飯はお粥にするの説明文がオーブントースターで焼くと同じになってしまってます。
ぶー子さん、ご指摘ありがとうございます。
該当箇所を修正いたしました。
ご不便をおかけしまして申し訳ございません。