夕食の遅い人は夜食症候群に要注意!食べてすぐ寝ると…
- 2011年12月1日
- 投稿者:二拾七
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ダイエットをしたいと思いながらも、食事時間が夜遅くなったり、間食がやめられなかったりする人もいるのではないでしょうか。
そんな皆さんにお知らせしておきたいことが……。
「夜食症候群」というのをご存知でしょうか?
夜食症候群はメタボを発症させる原因の一つでもあり、そのリスクを高めるため、ダイエッターやダイエット志向の方は十分に気をつける必要がある病気です。
食後の睡眠だってダイエットの基本! 時間を置くことが大事
何かと忙しい現代、そんな社会だからこそ食事時間も夜中にという人が増えているんだとか。なかでも就寝前2~3時間以内に食事を摂取している人も増えているようで、もしダイエッターの方でしたらダイエットに支障が出てしまうことに……。
就寝前2~3時間以内に食事を摂取する傾向があるのは男性に多く、女性の方が少ない数字になっています。女性の方が少ないということは、やはり美容や健康・ダイエットを意識しているためなのかも知れませんね。
夜中の食事(エネルギー摂取)は、消費される量が少なく、脂肪として蓄積される可能性が高いです。しかし、脂肪を蓄積する先の脂肪細胞は、エネルギーの貯蓄を行うところと思われてきましたが、実は生理活性物質(アディポサイトカイン)を分泌する場所だったことが解明され始め、人体最大の内分泌器官とも考えられています。
脂肪細胞が活発に分泌しているアディポサイトカインの一つには、レプチンも含まれています。
レプチンは食欲抑制物質としても知られており、エネルギー代謝の亢進にも役立ちますが、時間の遅い食事(就寝2~3時間以内)が続くようになると、レプチンの働きが鈍ってしまいます。すると、血糖値などが上昇しやすくなってしまうというような夜食症候群とよばれる現象が見られます。
また、レプチンが上手く機能しなくなると、食欲を抑制してくれていたストッパーは消え、食べたいという衝動を抑えることは出来ず、過剰摂取など食べ過ぎに繋がってしまうことになります。
夜食症候群はメタボリックシンドロームを発症させる要因にもなっています。
お酒を飲むとどうしても締めに炭水化物を食べたくなったりしますよね。この習慣はあまり宜しくないものです。このような普段の習慣でさえ、夜食症候群になることがありますので、締めは炭水化物ではなく、低カロリーな別の食事に変えるなど習慣の見直しが必要になります。
生理活性物質(アディポサイトカイン)とは
内臓脂肪の蓄積が進むと、アディポサイトカインという物質が分泌され始めます。しかし、分泌といっても異常分泌のため、糖尿病や動脈硬化などの病気を発症させるリスクを高めてしまいます。
もともとアディポサイトカインは、脂質代謝などをスムーズにさせる役割があり、上記で出てきたレプチンやアンジオテンシノーゲン、PAI-1などの物質が含まれます。