全国のほぼどこにでも生えているヨモギ。草餅の材料というイメージが強いですね。
小さい頃に、お母さんやおばあちゃんに頼まれてたくさん摘んだという人も多いでしょう。
そんな何気ない存在のヨモギですが、お茶として飲むと驚くべき効果があるのです!
ヨモギで作ったヨモギ茶を飲んだことはありますか?
日本ではあまりメジャーではありませんが、韓国では「痩せるお茶」として有名です。
しかしダイエットに役立つだけではありません。ダイエットの邪魔になる体内に蓄積している「体のゴミ」を掃除して、クリーンな体を作る効果もあるのです!
主に料理に使われるヨモギですが、薬草でもあります。
若い芽や乾燥した葉は立派な生薬となり、昔より優秀な漢方薬として活躍してきました。
ヨモギの生薬名は「艾葉(がいよう)」というのですが、これには「病気を艾(止)める」という意味が込められており、優れたパワーを秘められていることが伺えます。
そんなヨモギで作ったお茶が、ヨモギ茶です。
日本では番茶や緑茶が主流ですので、ヨモギ茶を常備して毎日飲んでいる家庭はあまりみられませんよね。
しかし、韓国ではヨモギ茶は定番の「痩せるお茶」であり、たいへん多くの人に親しまれているのです。
さらに嬉しいことに、最近ヨモギ茶には解毒作用もあることが分かりました。
つまりお茶を飲むだけで健康的に痩せることができ、体の中もキレイになるのです。
こんなに簡単なデトックス&ダイエット食材は他にありませんよね。
気になるヨモギ茶の成分や、その効能・効果をお教えしましょう。
ヨモギ茶には、食物繊維・ビタミン・カルシウムといった栄養素が豊富に含まれています。
いかにも健康や美容に良さそうなものばかりですが、ここで特に注目すべきなのはクロロフィル(葉緑素)です。
クロロフィルには、小腸についたダイオキシンなどの有害物質を吸着する働きがあります。
クロロフィルの大きさは約5μm、1㎜の200分の1しかありません。そのため小腸の繊毛と繊毛の間にも入り込めるのです。
その他にも食物繊維と組んで血中のコレステロールを減らす効果や、血液の浄化作用、高血圧や動脈硬化を予防する効果など、クロロフィルはさまざまな効果が期待できます。
さらにクロロフィルには、有機ゲルマニウムという基礎代謝や新陳代謝の促進に役立つ物質も含まれています。