「出産は最強のデトックス法」…こんな噂があるのを知っていますか？
実際、出産してからスリムになった・肌の調子が良くなったなどの効果を実感している女性が多いようです。単なるウワサなのか、それとも本当なのかを検討してみました。

出産は女性の一大イベント。良くも悪くも、心身に大きな変化をもたらします。
特に気になるのは、やはり体形です。産んだら元の体重に戻りたい、たぷたぷのお腹のままだったらどうしよう…大半の女性が、こんな悩みを抱えているでしょう。

「産後太り」「産後ダイエット」という言葉があるように、産後は太るというイメージもありますが、出産によってデトックス効果が得られるという説があり、下記のようなものがあります。

• ①赤ちゃんと一緒に、体にたまった老廃物も出て行った
• ②お母さんの胎盤から赤ちゃんに、有害物質が移行した。
• ③第一子には毒素の半分が移行し、第二子には残り半分のさらに半分が移行する
• ④妊娠中は食生活や生活習慣に気を使うため、その結果である。

出産がデトックスに繋がると、医学的に解明されているわけではありませんが、出産を経験した女性のなかで、「何を食べても太らなくなった」「肌がキレイになった」「花粉症が改善された」などの効果を実感している人は多いようです。

赤ちゃんがお腹にいるときは、ほとんどのお母さんはお酒やタバコを控える、栄養バランスのとれた食生活を送る、規則正しい生活を送るといった配慮をします。
赤ちゃんができる前は、適当な生活を送っていた人でも、妊娠を機に自然と身体を労わるようになるものです。
赤ちゃんのために健康的な生活を心掛けた結果、「体のゴミがキレイさっぱり無くなった」「スリムになった上に肌もスベスベ」になれたのかもしれません。
これだと、出産＝最強のデトックス＆ダイエット方法というのもうなずけますね。

「出産は最強のデトックス法」かもしれませんが、「体重が元に戻らない」「一気に老けた」など、出産によって太ったり、老けたりといったマイナスの声があるのも確かです。

出産によって体内に蓄積された有害物質を排出できていても、本人の生活習慣や食習慣が良くなければ、体重は減らないでしょう。そして、出産には膨大なエネルギーを消費しますし、精神的にも肉体的にも負担が大きいため、疲れ切ってやつれた顔になってしまう場合もあるでしょう。

しかし、出産によって得られるデトックス効果だけでなく、妊娠によってついた脂肪が流動的であることなど、産後は痩せやすい時期であるとされています。絶好の痩せやすい時期をどう過ごすかによって、産後の体型に違いが出てくるのかもしれません。
デトックス効果を生かすような、食生活や生活習慣を心がけると良いのかもしれませんね。