味や香りを楽しむためだけに、ハーブティーを飲むのはもったいないです。
ハーブティーは、病気の症状を和らげる・肌のトラブルを治す・デトックスや肥満を解消するなど、薬顔負けの力を秘めているのです。
美しい姿で私たちの目を楽しませてくれるだけでなく、健康や美容にも役立つハーブ。
そんなハーブを使ったお茶のことを、私たちはハーブティーと呼んでいます。
ハーブティーは多種多様で、さまざまな効能・効果を持っていますが、そのなかでデトックスやダイエットの力を備えているものをご紹介しましょう。
古代ギリシャ・ローマ時代から愛飲されてきたハーブティーです。
やや苦いですがサッパリとした味で、脂肪やアルコールの代謝を促す、コレステロール値の低下、便秘やむくみ解消などの効果があり、ダイエットにはもってこいです。
またミネラル・カルシウム・アミノ酸といった栄養素を豊富に含み、肝臓や腎臓の働きを強くするので、デトックス効果もバッチリです。
マスカットに似た香りがあり、甘くて飲みやすいです。
発汗・利尿作用があるのでデトックスやダイエットに役立ってくれますが、その他にも風邪や花粉症の症状・炎症・のどや歯の痛みなどに効くため、万能薬とも呼ばれています。
エルダーフラワーで作った化粧水は、シワ・シミ・そばかす・ニキビといった肌トラブルに効き、美白効果もあります。
オレガノのハーブティーには、さまざまな薬効があります。
具体的には、風邪、頭痛・腹痛、生理痛、口内炎、咳止め、呼吸器系疾患などに効きます。また胃腸に作用して消化を促すので、デトックスやダイエットでの活用もおすすめです。体の不調に効くほか、リラクゼーションなどメンタルケアにも役立ちます。
白い花弁に、中心が黄色く盛り上がっている可愛らしい花がカモミールです。
この花のハーブティーにはリンゴのような匂いがあり、飲みやすいので初心者にもおすすめです。
強い鎮静・消化作用があるので、昔からお腹の調子が悪いときに薬として飲まれてきました。便秘が治るので、デトックスやぽっこり突き出たお腹を引っ込めるのにも役立ちます。また、女性の悩みである生理不順や貧血とった症状を改善する嬉しい効果も。
秋に実をつけるジュニパーベリー。この実で作ったハーブティーには甘味がありますが、飲むと少しピリッとします。
リウマチに効くことで有名ですが、肝臓や腎臓の働きを良くする、利尿・発汗作用もあり。浮腫みや水太り、肥満や糖尿病にも効果を発揮してくれるので、まさにデトックス&ダイエット向きのハーブティーと言えるでしょう。
強力な利尿作用があるため、おねしょのハーブとも言われています。
このハーブを使ったお茶はしばしばタンポポコーヒーと呼ばれ、知っている人も多いでしょう。むくみ、消化不良、便秘、血行不良といった不調によく効くので、デトックスやダイエットの強い味方です。鉄分やビタミンC、ミネラルといった栄養素が豊富なので美肌にもなれます。
真っ赤なハーブティーで、宝石のルビーを思わせます。
クエン酸を含んでおり梅のような味がするのですが、好き嫌いがハッキリ分かれるので、苦手な人はハチミツを入れましょう。
飲むと尿量が多くなり、便秘も解消されるので、デトックスに利用することができます。
疲労回復や、ビタミンCを豊富に含むので肌トラブルにも効果的です。
フェンネルは漢方薬のCMなどでよく登場する花ですが、ハーブティーではこの花の種を使用します。フェンネル・ハーブティーは、すっきりした味と甘い香りがするのが特徴。飲むと腸にたまったガスが排出され、消化を促す効果があるほか、利尿・発汗作用もあります。北欧では、むくみや水太りに効くお茶として人気が高いようです。さらに便秘解消や更年期障害の症状緩和など、女性に嬉しい効果もいっぱい。
ハーブティーは、アイスでもホットでも美味しくいただけますが、体を冷やしすぎるのは良くないので、体を冷やすような飲み方は控えましょう。より香りを楽しむには、ホットで飲むのがおすすめです。
ハーブティーをデトックスに役立てるには、1日に2~3回ハーブティーを飲むと良いと言われています。リラックスタイムに取り入れると、良いですね。しかし、強い利尿作用を持つものでは、就寝前に飲むと、睡眠中にトイレに起きてしまう場合もあるかもしれませんので注意してください。
1. ティーポットとカップにお湯を注ぎ、捨てます。
(ティーポットとカップを温めるため)
2. 茶葉小さじ1杯と、カップ1杯のお湯をティーポットに入れます。
3. 5分程度蒸らして、カップに注ぎます。
(ティーポットに茶漉しのついていない場合には、茶漉しでこしながらカップに注ぎます。)
恐るべし…ハーブティー☆
ダイエットしている私には、持ってこい