３日間、食事の量を大幅に減らすのが「プチ断食」です。
断食＝ダイエットのイメージが強いかと思いますが、実はデトックス効果もあるのです。
ただし自己流で適当に行うと、ダイエットやデトックスどころか体を壊してしまいます。「ただ食べなければ良い」というわけではないのです。正しい断食の方法をチェックしていきましょう。
（3日以上の断食は、専門的な知識がない人が行うのは危険です。3日以上の断食は専門家のもとで行う必要があります。）

断食と言っても、全く何も食べないという方法はあまり良くありません。断食に慣れている修行僧でもない限り、一般の女性が行うのは危険が大きいです。

無理をすると生理が止まったり、反動でドカ食いに走ってしまう事も珍しくないからです。断食後に普段の生活に戻しただけでも、リバウンドしてしまう場合もあります。
また、体がフラフラして力が入らず、勉強や仕事などに集中できなくなってしまいます。
いくら解毒や痩せられる効果があっても、日常生活をまともに送れないほど体が弱ったり、リバウンドしてしまうのでは意味がありませんよね。

初めて断食にチャレンジするならば、安全な「プチ断食」がおすすめです。
完全な断食のように全く何も口にしないわけではなく、期間も準備を含めて３日間と短いので週末などを利用して行うことができます。

今は昔とは違って食べ物が豊富にあります。そのため私たち現代人の多くは、栄養過多の状態にあります。食べ過ぎは言うまでもなく肥満を招き、体にゴミがたまる機会が増えてしまいます。
また、たくさんの食べ物を消化するために、胃腸は常にフル回転させられているのです。

プチ断食は食べる量をぐっと減らすため、胃腸を休ませる効果があります。
胃腸はしばらく休むと元気を取り戻すので、基礎代謝が上がり、消費するエネルギーが増加して太りにくい体質を作ることができます。
また、腸内環境が整ったり、本来体に備わっている有害物質や老廃物を排出する力が高まり、体をクリーンにする効果も期待できるのです。

健康を害さないためにプチ断食は正しい方法で行うことが大切です。食べなければ痩せる・食べなければデトックス効果が得られるというわけではありません。正しい方法で行うことで、ダイエットやデトックスに効果が得られるのです。
必ず以下の手順を守って無理なく行いましょう。

・朝食・昼食は腹八分目で済ませます。 ・夕食は、就寝の時間の３時間前までにとりましょう。量はいつもの半分です。 ・水をいつもより多めに飲みます。ミネラルウォーター（軟水）だとなお良いです。 ・お酒を飲んではいけません .

・朝食・昼食・夕食すべて食べてはいけません。 ・水や野菜ジュース、生姜入り紅茶などはOKです。 ・たくさん汗をかくような運動はせず静かに過ごして下さい。

・朝食として、お茶碗一杯のおかゆをゆっくり食べましょう。 ・普段の半分くらいの量の昼食・夕食を摂ります。 ・油分の多いものやお菓子、お酒は控えてください。

断食を1日しか行わなくても、前日は準備のために若干の食事制限があり、断食後には回復食を摂取することが必要になります。
特に、回復食はとても大切であり、プチ断食ではなく本断食（3日以上の断食）であっても、断食を行った日数と同じだけ回復に時間をかけます。3日断食を行ったら、3日回復食を食べます。これは、健康の回復だけでなく、リバウンドを防ぐ効果もあり、断食による効果は、回復にかかっていると言っても間違いではないほどです。
決して、おかゆが好きではないから…と急に普通の食事に戻したりしてはいけません。