女性なら誰もが綺麗なカラダを維持したいと思いますよね。しかし、それを邪魔するのが美容の敵であるセルライトです。皆さんは、セルライトについて知っていますか?
セルライトは、女性の約8割の人に現れる美の大敵です。皮膚表面が柑橘類のようにデコボコに見えるものがセルライト、または変形脂肪球と呼ばれる脂肪であり、皮膚状態がオレンジなどの柑橘類の皮のように見えることから “オレンジピールスキン”、他にも“ゆず肌”や“セルリッツ”などと呼ばれています。
美容の観点から見ても、見た目が良いものではなく、放置していると脂肪は分厚くなり、痩せにくい体質が作られてしまいます。ダイエットで体重が減少しても、脂肪細胞や老廃物の代謝が行われにくいため、セルライトのできた部分は細くなりにくいのです。
セルライトの由来はフランス語の「cellule(細胞)」と、「ite(鉱物)」からできたものです。日本でのセルライトは、老廃物が蓄積され固められて、頑固で取れにくい脂肪のことで、一言で表すと「脂肪の塊」です。
太ももや二の腕などに力を入れて触ってみて、柑橘類の皮のように凹凸しているのが確認できれば、それがセルライトと呼ばれる脂肪です。セルライトは、脂肪細胞を代謝する働きが低下し、毛細血管に付着している脂肪細胞が老廃物や水分と結合して凝り固まったものです。
セルライトは、脂肪が多く血液循環の悪い部位につきやすく、太っている人だけでなく痩せている人にもできる為、セルライトが体につくられている人は、実はとても多いようです。
セルライトは、進行しないとオレンジピールスキンというセルライト特有の皮膚状態が確認されません。そのため、皮膚表面に凹凸がないからといって安心してはいられないのです。見た目ではただの脂肪であっても、皮膚の下ではセルライトがつくられている場合もあります。
また、セルライトは一つでもつくられると、周辺につくられたセルライトとくっつき、脂肪の層が厚く硬くなり、オレンジピールスキンとなり除去するのが困難になってしまいます。
思春期を過ぎ、30台以降ほぼ全ての女性にセルライトが出現すると言われており、このセルライトが肥満の原因となったり、浮腫や冷え性といった原因になることもあります。30台以降の下半身太りは、セルライトが原因といっても良いではないでしょうか?
セルライトは脂肪に老廃物が絡まり、凝り固まってできているため、体重を落とす目的のダイエットではセルライトを除去することは難しく、セルライトの解消を前提としたダイエットやマッサージを行う必要があります。
体を引き締める目的だけでなく、むくみや冷え性の解消、セルライトができない体づくりのためにも、セルライト体策を行っていきましょう。