早期発見・早期対処が重要であるセルライト。普段から全身に注意を払うのは大変ですが、セルライトができやすい部位を把握していれば、セルライトに早く気付くことができますよね。
セルライト予防や悪化防止のために、セルライトのできやすい部位を把握しておきましょう。
セルライトができやすい部位は、セルライトの原因である皮下脂肪のつきやすい部位です。
女性の体で皮下脂肪がつきやすい場所は、太ももやおしり、二の腕などです。多くの女性がシェイプアップしたいと考えている部位しれませんね。これらの部位は、脂肪がつきやすく、セルライトになりやすい部位なのです。
下半身太りに悩む女性は少なくないですが、それは血液やリンパ液が重力の影響で下に溜まりやすいためです。血液やリンパ液を上肢にまでおし返すには、心臓の機能だけでなく下肢の筋肉が重要であるため、筋肉量の少ない女性は血液やリンパ液を上肢におし返すことができずに下半身に溜まってしまうのです。そのため、ふくらはぎ、太もも、おしりなどの地面に近い部位は、むくみや冷え、代謝不良が生じやすく、皮下脂肪やセルライトが生じやすいのです。
セルライトが出来やすい部位があるように、セルライトが作られにくい部位があります。それは手の平や背中、首、脛(スネ)、肩、腕の前面などです。この部位は、リンパ管が少なかったり、皮下脂肪がつきにくいのです。セルライトは脂肪分が多く、リンパ管の多く通っている部位を好むので、これらの部位はセルライトが出来にくいと考えられています。
皮下脂肪が少なく痩せているからといってセルライトが作られないカラダであるということはありません。痩せているからセルライトができないとうことはないのです。
脂肪の少ない女性であっても、年齢とともに運動量の減少などで血流やリンパの流れが悪くなるとセルライトが作られる場合があります。
また、栄養の偏った食生活を送っていると、体の細胞が活発でなくなり、代謝が低下してきます。無理なダイエットがセルライトの原因となってしまう場合もあるので注意が必要です。
セルライトは女性に出来やすく、男性はセルライトがつきにくいと言われています。それは何故かというと、女性は男性よりも皮下脂肪がつきやすい体質となっているからです。
女性のカラダは、柔らかで丸みのある女性らしいボディラインをつくるために皮下脂肪を備えています。セルライトは、皮下脂肪の代謝が悪くなることが原因なのですから、皮下脂肪のつきやすい女性は、セルライトができやすいのも納得ですよね。
また、セルライトの原因となる冷えやむくみも男性よりも女性に多く見られます。女性は、ホルモンバランスの影響を受けやすく、筋肉量が少なく血行が悪くなりやすいことが原因です。
しかし、男性はセルライトが出来にくいとされていますが、絶対にセルライトが作られないという訳ではないので男性もご注意ください。