ただの皮下脂肪と思っていても、もしかしたらセルライトが作られ始めているかもしれません。自分のセルライトの段階をチェックしてみましょう。
セルライトを調べる方法は簡単に行えるもので、セルライトの段階を知ることで早期改善に努めることが出来ると思います。
セルライトが形成されているかを確認するには、皮下脂肪の多く付いている太ももや二の腕の裏、お腹周りを強めに摘み上げて圧したり捻ってみましょう。摘んだ脂肪の皮膚表面にオレンジピールスキンと呼ばれる凸凹が確認できたら、それは皮下脂肪内にセルライトがつくられていることになります。それでは段階ごとのセルライトを確認してみましょう。
予防や早期発見のためにも自分の脂肪がセルライトかどうかを確認しましょう。
脂肪を摘んで圧したり捻ってみても、皮膚表面は変わらずツルツルの状態です。
脂肪を圧迫したり摘んでも皮膚表面に変化はなく、セルライトと思われる兆しは確認できませんが、摘んでできた内出血などの痣(あざ)の治癒は遅いです。
細胞内への血液やリンパ液の循環が悪くなり、水分や老廃物が蓄積され始めます。
摘んだ脂肪の皮膚表面に軽い凹凸が確認できます。
血液循環量の低下から、栄養素の不足している血管は脆くなり、少しの外傷で内出血を起こしやすくなります。
指で脂肪を掴み、強く圧迫したり捻るとはっきりとしたデコボコが見られます。
また脂肪を摘まなくても、皮下に水分などが蓄積されているのが見られる場合があります。細胞内に蓄積された水分は毛穴などを押し上げて、肌に凹凸を出現させます。
脂肪を圧迫したり捻らなくても、軽いオレンジピールスキンが出現している状態です。横になって体を休めている状態だとデコボコは見えなくなりますが、立つと皮膚表面に現れます。
隆起した部位は冷たく、血液などの停滞から老廃物などが留まるため、毛細血管などが損傷されます。段階4で見られる凹凸の状態はマットレスに似ているため“マットレス・スキン”と呼ばれています。
脂肪がデコボコに隆起しているだけでなく、皮膚表面にはシワが見られます。
セルライトとなった細胞内を血液は流れることはできず、細胞の外周を流れていきます。細胞の外側を流れる血液に老廃物を排出しようとするため、血管は膨張します。すると細胞の一部に血液が多く流れ込むことになり、冷たくなっている細胞内部に発熱箇所が現れます。
脂肪の塊が密着し集結しているため、セルライトの生成された部位は外見的にも悪くなってしまいます。
血流の流れは滞っているため血行不良となり、脂肪細胞内から脂肪は排出されず、脂肪はどんどん蓄積されていきます。脂肪が蓄積されることでコラーゲン線維は太さを増し、ハニカム構造という、水分・脂肪・コラーゲン線維による蜂の巣状の構造がつくられます。