痩せる脳に変換するための3つのポイント
- 2011年7月20日
- 投稿者:二拾七
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ダイエットしているにも関わらず全然痩せないという場合、脳が影響している可能性が考えられます。ストレスや疲れを感じていると、つい食べ過ぎてしまうことがあると思います。これは、太り易い脳になっている証拠かも知れないんだとか……。
太る脳を痩せる脳に改善するには、重要な3つのポイントを抑えていきましょう。
やせる脳に変える方法1 セロトニンを増やし食欲を抑制!
脳内から発せられる"食べたい"という食欲を抑制する働きをするのがセロトニンです。必須アミノ酸の一つであるトリプトファンから作られ、幸せホルモンとも呼ばれています。リラックスしているときや気持ちが満ち足りているときに分泌されるホルモンです。
精神に安らぎや安定をもたらすセロトニンは、食事での満腹感を増幅させ、過食を抑制する働きがあります。しかし、セロトニンの分泌不足は食欲を増幅させてしまい、ドカ食いを引き起こす原因にも繋がります。
ダイエット最中の厳しすぎるカロリー制限などはストレスになり、セロトニンを減少させてしまいます。セロトニンを不足させないためにも、食事でのストレスを感じさせないようにする調理の工夫が必要になります。どうせなら美味しいものを食べて、減量を目指した方が断然楽しいですからね。
セロトニンの過剰な不足は鬱病などにも繋がると言われているので、恋人と一緒に居る幸せや食後のまったりしたひと時のシアワセなど、満足感を感じる環境も重要です。
セロトニンを増やすにはトリプトファンの含まれる食材(大豆食品に多く含まれている)を摂取することも大切です。また、外部から受ける運動刺激もセロトニン増加を助けてくれます。同じリズムが続くウォーキングなどが良いとされています。
やせる脳に変える方法2 自律神経系を元気にして脂肪減量!
自律神経は身体機能に大きく関与している神経系です。唾液や汗、体温などの調整も全て自律神経系が調整してくれています。
身体機能を整える自律神経系はダイエットにも大きく関与しています。自律神経系の一つ、交感神経は脂肪の分解、エネルギーに変換する働きがあります。交感神経の働きが弱まると脂肪分解の働きも弱まり、摂取した栄養をエネルギーとして消費することが難しくなり、脂肪を蓄積してしまいます。
自律神経はライフスタイルの改善や入浴方法によって整えることができると言われています。つまり、交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えが出来るようになれば良いということですね。
ライフスタイルの改善であれば、太陽が昇ったら活発的に行動して交感神経を働かせる。そして陽が沈むに連れて、心地よい疲れを感じるようになり、夜は落ち着いた環境でリラックスモードの副交感神経に切り替えるような生活習慣を身につけると良いでしょう。このような生活習慣の見直しはダイエットにも良い影響を与えることが期待できるので、思い切って生活習慣を改めてみるのも良いでしょう。
また、入浴方法を変えるだけでも自律神経を整える効果が期待できるんです。
体温よりも1~2℃高く設定した、ぬるめの温度に30分程浸かる半身浴をするだけでも副交感神経が刺激されて、交感神経優位からリラックスモードに。
他にも温冷交互浴といって、冷たい水に1分ほど浸かる→熱めのお湯に約1~2分浸かる→この動作を約4セット繰り替えるという方法も、自律神経を整える効果が期待できると言われています。
やせる脳に変える方法3 脳を癒して満腹脳を作る!
脳は全ての情報を管理している大元です。この脳が疲労してしまうと多くの神経が正常に機能しなくなり、特に大きな影響を受けるのが"味覚"と言われています。
味覚が機能しなくなると味そのものが分からなくなり、いくら食べても満腹感を感じにくく食欲に歯止めが利かなくなるのです。糖分や脂質を多く欲するようになり、肥満になるリスクも高まります。
脳に溜った疲れを解消するには、やはり我慢しないことです。我慢しないといっても、ある程度の話ですよ。我慢しなくて済んだら、好きなものを好きなだけ食べて太ってしまいますからね。
しかし、自分に我慢させてばかりでは、やはりストレスになるので、カロリーを計算した食事+間食には果物を摂るといった工夫が必要です。
ダイエットには危険と思われている糖分はブドウ糖への分解が速いです。最初に説明したセロトニンの分泌に必要となるトリプトファンは、ブドウ糖がなければ脳への吸収に時間がかかるため、ある程度の糖分はダイエットに役立つという訳です。ただし、過剰に摂取しすぎれば脂肪に変わりますので注意が必要です。
また、脳の疲労を改善するにはアロマオイルなどの香り刺激も有効です。
香りは脳に安らぎを与え、緊張や疲れをほぐします。次第に神経系は正常機能を取り戻し、食欲が抑制されていくそうです。