喫煙すると痩せる!?その真相に迫る!
- 2011年3月24日
- 投稿者:二拾七
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たばこを吸うと痩せるという話を聞いたことありますか?逆にたばこをやめたら太ったという噂もあります。実際喫煙することがダイエットと関係があるのか見ていきましょう。
たばこは痩せるのではなくやつれる
喫煙をすると煙に含まれるニコチンが体内に入ってきます。そのニコチンは食欲を抑制する効果があります。食欲が抑制されてしまうので結果として食事量が減るので運動をしっかりしていれば痩せることができるという仕組みになっています。
しかし食欲が抑制される理由は血管が収縮されることによって胃に血液が運ばれなくなり本来の働きができないということであって良い抑制方法とは言えません。
体重を落とすことはできるかもしれませんが「痩せる」というよりは「やつれる」と言ったほうが表現は近く、正しいダイエット方法とは言えません。
たばこを吸うと体重が減る理由
たばこをやめると太ると言われる理由
ずっと喫煙をしていたひとが禁煙をすると太ると言われる理由は、ニコチンが体内に入ってくることによる食欲抑制効果がなくなるからです。胃が本来の働きをすることができるので喫煙をしていたときよりも多くの量を食べられるようになります。
さらに、たばこを吸ったあとに口の中に残る臭い(味)のせいで味覚が正常に機能できていなかったものも改善され、食事がおいしく感じることによる食べすぎもあります。
この他には、習慣化していた喫煙を禁止するというストレスや口寂しさから来る食欲もあります。
禁煙することによる太る理由と対処方法
太る理由 | 対処方法 | |
---|---|---|
食欲抑制効果がなくなることにより、胃が本来の働きをするようになるから。 |
いつもより多く噛む・一口を小さくするなどして食事の時間を長くする。 |
|
口の中に残る臭いのせいによる味覚障害の解消によりおいしく感じ、食べ過ぎる。 | ||
禁煙することによるストレスや口寂しさからくる食欲 | 低カロリーの食品やガムなどで代用。 |
喫煙していたときと比べると胃や味覚が本来の機能を取り戻すので食欲が増え体重は増加しますが、あくまで「元に戻る」、「健康的になった」という表現が正しいと言えます。運動もしっかり行って消費カロリーを増やすことにより喫煙時より多く食べてしまっても太らないようにすることも充分可能です。
ダイエットをしたいからという理由で喫煙をするのはやめましょう。たばこに含まれるニコチンには依存性があり、吸っているうちにやめられなくなってしまいます。
もし禁煙を始めたとしても今度は逆に食欲が喫煙前の状態に戻るので食べ過ぎてしまいダイエットのために始めた喫煙前の状態よりも太ってしまう可能性が充分考えられます。そうなってしまってはなんのための喫煙だったのかと本末転倒になってしまいます。
また、たばこも年々高くなっているので「この機会に禁煙したいけど太るのが心配」と言う人は上記の対処方法を参考にして禁煙しながらも太らないようにしましょう。