毎日の行動を見直すだけで痩せられる5つの裏技!
- 2011年3月4日
- 投稿者:二拾七
- コメント:3 件
ダイエットしなければならないという状況に陥った人は、「激しい運動や過酷な食事制限を行なうダイエット法に手を出して長続きしない」ケースに嵌まり込むことが多いものです。
しかし、無理なく長期間に渡ってダイエットを続けられる方法は意外と私たちの身近なところにあったのです。
生活スタイルの見直しと改善はダイエットに利用できる
多くのダイエット法が長続きしにくいのは、「ダイエット開始前まで続けていた生活習慣に馴染まないこと」が原因であるといえます。
効果が高いダイエット法ほど過酷な運動や食事制限で痩せようとするため、目標体重に到達する前に身体を壊してしまうからです。つまり、長続きするダイエット法とは、「いつもの生活習慣に馴染むもの」であると言うことが重要なのです。
生活習慣に馴染み長期継続できるダイエット法、それは「生活内容を改善すること」です。 特に次のようなものをお勧めいたします。
- 早く起きる
- 早く歩く
- 時間を掛けた丁寧な掃除
- 長く入浴して温まる
- 早く寝る
上記の五つを意識して生活改善することで、長期間に渡って効果を発揮するダイエットの実践に結びつくのです。
【生活スタイルの改善がダイエットに繋がる理由】
それではなぜ生活習慣の改善がダイエットに繋がるかをご説明しましょう。
*早起きが身体のカロリー消費機能を活性化させる
日が昇る時間に合わせて起床する早起きは健康的な生活の代名詞ですが、現代で実行できている人はそう多くないものです。しかし、早寝を心がけることはダイエットにも大きな役割を果たします。
早起きすることは身体の機能に影響を与える体内時計の調整に効果を発揮します。体内時計が調整されると、身体の代謝活動を司っている自律神経の働きが活性化してカロリー消費量が向上します。
同時に、食事をすることで体温を高める機能である「食事誘導性熱産生」も活性化して、カロリー消費量は更に増加するのです。
しかし「早起きが辛い、体質的に出来ない」という人も少なくないものです。
早起きしにくいと言う人は、炭水化物の摂取量を控えるダイエットを行なってみるのも手です。炭水化物を控えた食事によって行われるケトン体ダイエットには、体内時計を早め睡眠障害を改善する作用が期待できるという研究があるのです。
夜行性のマウス炭水化物を控えた食事を与え、14日間ケトン体ダイエットを行なわせたところ、マウスの体内時計が4時間から8時間早まったことがわかった。抜粋:独立行政法人 産業技術総合研究所
「ダイエット食による早起き効果をマウスで発見」より
*歩く速度を上げればカロリー消費量も増加する
普段、私たちは意識せずとも「歩く」という運動を毎日行っているものです。しかし、普通の徒歩はダイエットのための運動としては不十分なものです。運動の強さを表し、カロリー消費量を算出する基準となる「運動強度」に換算すると、時速6km未満の徒歩は運動強度3になります。これはボウリングと同じ運動強度で、穏やかな運動であり一時間ぶっ通しで歩いても消費カロリーは200kcal未満になります。
歩くことをダイエットのための運動にするには、通常の徒歩を「早歩き」にする必要があります。
早歩きはおよそ時速6km以上で行なわれ、運動強度は3から5へと変化します。5÷3=1.666…なので、早歩きは徒歩の約1.67倍の運動量をもつ激しい運動となるのです。 また、早歩きは足腰の筋肉を鍛えるのにも役立ちます。筋肉を鍛えれば鍛えた分だけカロリー消費に影響する基礎代謝量が増加して、ダイエットに大きな影響を与えます。それに、足腰は体重増加による負担を真っ先に受ける部位なので、しっかりと鍛えておかなければなりません。
*掃除も時間を掛ければ、立派なダイエット運動になる
毎日の掃除は、部屋の清潔さを維持する為には欠かせない習慣です。しかし、世の中には掃除をしたがらない人もいて、部屋の中がどれだけ散らかっていても気にしない上に「物が取りやすいように考えた配置」と開き直ってしまうことさえあります。しかし、掃除をしたがらない人というのは大雑把な性格と肥満体型、毎日掃除する人は痩せ型で几帳面な性格であることがほとんどです。
毎日の掃除を根気よく丁寧に行うことは、掃除の運動効果を高めダイエット効果を引き出すことに繋がるのです。
掃除の運動強度は徒歩と同じ3で、余り激しい運動ではないのですが時間を掛けて丁寧に行えばカロリー消費量は増加し、ダイエットのための運動としても成立します。例えばモップ掛けを一時間掛けて行なえば238kcalに達し、エアロバイクを1時間漕ぐことに匹敵する運動となります。出来れば掃除機を使わず、ほうき・ちりとりなど手作業で行なうようにすると一層のカロリー消費が見込めます。
それに、一度部屋をきれいに清掃すると「出来るだけ散らかさないようにしよう」という気持ちが働き、掃除・整頓を自発的に行うようになっていきます。そうなると、掃除の習慣も身に付き自然とダイエットに繋がっていくのです。
*長めの入浴が体脂肪燃焼を促す
お風呂に入ることは気持ちの良いものですが、お湯張りや入浴後の掃除が面倒でシャワーだけにしていると言う人も少なくないようです。場合によってはお風呂どころかシャワーも滅多に浴びないと言う人さえいます。清潔感を保つことは人前に出る以上欠かしてはならない心掛けであるため、可能な限り毎日入浴する習慣を身に付けていたいものです。
お風呂でしっかりと身体を温めることが体脂肪の燃焼を促し、ダイエットを促進する効果を発揮してくれるのです。
「体脂肪の燃焼は有酸素運動をしなければならない」と考えられがちですが、実は体温の上昇こそが体脂肪の燃焼には必要不可欠な条件なのです。体温が上昇すると脂肪分解酵素であるリパーゼの働きが活発になります。入浴で身体を温めることは、運動と同じくリパーゼが活性化する条件の一つなのです。
身体をしっかり温めるには、42℃くらいの熱いお湯に間をあけて何度も入る「高温反復浴」や、38℃くらいのぬるめのお湯にヘソから下が浸かるようにしてじっくり温まる「半身浴」といった入浴法を利用すると、発汗も促されて効果がアップします。
お風呂で身体を温めてしっかり汗を掻くことは皮膚の老廃物排出に繋がり、美肌作りにも一役買います。そのため、お風呂でしっかり温まることは女性にぴったりの方法なのです。
*早めに寝るとカロリー消費量が増加する
私たちは意識していなくても、日常生活の中で頻繁に夜更かししているものです。日を跨ぐ午前0時を越えなくても午後10時、11時まで起きていることは当たり前になっているものです。しかし、夜更かししていると自然と口さびしくなって間食や夜食を食べてしまうこともしばしばです。
早めに寝ることは間食・夜食を防止するだけでなく、一日のカロリー消費量の増減にも影響を及ぼします。
夜更かし朝寝坊で夜食を摂る生活をする人と、早寝早起きしてきちんと朝食を摂る生活をする人のカロリー消費量を比較すると、早寝早起きする人は夜更かしする人に比べて1.5倍以上もカロリー消費量が高いという研究があります。
朝・昼・晩に食事する朝型グループと昼・晩・深夜に食事する夜型グループの食事誘導性熱産生(DIT)を比較すると夜型の方が朝型よりもDITが有意に低くなった。抜粋:日本栄養・食糧学会Vol.63 ,No.3 p101-106
「食事時刻の変化が若年女子の食事誘発性熱産生に及ぼす影響」よりそれに夜更かしすると、食欲を増進させる効果がある「グレリン」というホルモンが増えていきます。グレリンが増加すると、食欲を抑制する効果がある「レプチン」というホルモンは減少していきます。
つまり夜更かしすると肥満の元になる夜食を食べたくなるだけでなく、一日のカロリー消費量の減少にも拍車をかけてしまうのです。
毎日の生活を変えることが長続きするダイエットに繋がる
世の中には数多くのダイエット法があるものの、ダイエット志願者が考えるような「楽して痩せる」「食事を減らさず、運動無しで痩せる」と言った簡単で絶大な効果を発揮する方法はありません。
かといって、食事抜きや一流アスリート並みの運動を求めるような激しいダイエット法を実行することが絶対に正しいというわけではありません。何事にも限度というものが有り、限度を越した無謀な挑戦が常に成功するという保証はどこにもないのです。それに、激しいダイエット法ほど長期継続できないもので、ダイエットを止めた途端に激しいリバウンドを起こしてしまうからです。
ダイエット法は効果よりも、自分が長期間に渡って継続できるかどうかを基準にして選ぶべきです。ダイエットの長期継続はリバウンドを防止し、体重・体型の維持に役立ちます。生活内容の改善でダイエットすることは、無理なくダイエットを長期継続できる理想的な方法の一つでもあるのです。
コメント 3 Comment
みんなお気楽にダイエットの研究しているんだな。でも過剰ダイエットは命の危険を感じて、我慢しない、食べたいものを食べるのが、一番です。
このダイエット法は何ヶ月ほどかかりますか?
ダイエットしたいですーー!