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カロリーゼロ≠0kcal!?強調表示に気をつけて!

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近年ダイエット思考が広まり、商品を選ぶ際にカロリーや糖質などの表示を確認する人が多くなっています。そして、カロリーや砂糖の使用量が少ないことを大々的に表示されている商品もどんどん増えています。
「カロリーオフ」や「低カロリー」などの表示に目がいってしまう人も多いのではないでしょうか?
カロリーゼロ=0kcalと思って購入していませんか?
実は、必ずしもそうではないのです。

ドリンクを飲む女性

あいまいな表記に騙されるな!!

近年多くの飲み物に、ノンカロリー、カロリーオフ、カロリー控えめ、低カロリーと言った「カロリーを抑えています」という表記をよく目にします。
また、糖分に関する表記にはシュガーレス、ノンシュガー、無糖、糖分控えめなどがあります。同様に、塩分やコレステロール、脂肪などについても、含まれている量をあいまいに表記している商品が多くあります。

しかし、これらはどのような基準で表記されているか知っていますか?特に気にせず表記だけを見て買っている人も少なくないのでは?
もしかしたら、その商品に含まれているカロリーや糖質は、自分の想定している量よりもずっと多いかもしれません。確実にダイエットを進めるためにも、商品の表記についてしっかり確認しておきましょう。

飲み物のカロリー表示と栄養表示基準

カロリー表示 栄養表示基準
0カロリー(カロリーゼロ) 100mlあたり5kcal未満
ノンカロリー
カロリーオフ 100mlあたり20kcal未満
低カロリー
カロリーひかえめ
ダイエット

ペットボトル(500ml)1本を飲んだ場合の摂取カロリーは?

「ノンカロリー」、「カロリーゼロ」と表記されている飲み物は、100ml(100g)あたり5kcal未満です。カロリーが基準の上限である100mlあたり5kcal含まれている飲み物では、500mlのペットボトル1本を飲むと、約25kcal摂取することになります。
同様に「カロリーオフ」、「低カロリー」、「カロリーひかえめ」などと表記されている飲み物は、100ml(100g)あたり20kcal未満なので、500mlのペットボトル1本を飲むと、約100kcal摂取することになります。

飲み物の糖に関する表示と栄養表示基準

糖に関する表示 栄養表示基準
無糖 100mlあたり0.5g未満
糖質ゼロ
ノンシュガー
シュガーレス
低糖 100mlあたり2.5g未満
糖質ひかえめ

缶コーヒー(190g)1本を飲んだ場合に摂取する糖質の量は?

「無糖」、「シュガーレス」、「ノンシュガー」などと表記されている飲み物は100mlあたりの糖質が0.5g未満です。
一般的な缶コーヒー(190g)1本あたりの糖質は最大で0.95gになります。
「低糖」、「糖質ひかえめ」などの表記の場合は、飲料100mlあたりの糖質量が2.5g未満とされています。缶コーヒー1本(190g)あたりの糖質は最大で9.5gになります。

栄養表示基準とは?

平成8年の栄養表示基準制度により、国によって販売する食品の栄養成分の基準が定められました。また、食品に含まれている栄養について強調する表示(カロリーオフ・糖質ゼロなど)についても、基準を満たしていなければ表示できなくなっています。

栄養表示基準精度は、消費者に正しい情報を提供することを目的として定められましたが、消費者が正しい知識を持っていなければ、ダイエットや健康作りに活用できません。
強調している表示だけでなく、栄養成分表示につても確認する習慣を身につけましょう。

強調する表記の違い

糖質・カロリーの表記以外にも用いられることが多い強調する表記は、下記のように分類されます。

「無」「レス」「ノン」「ゼロ」の
どれかを含むもの
限りなく低く抑えられている
「低」、「微」、「ひかえめ」、「カット」、
「オフ」のどれかを含むもの
上記ほどではないが低めに抑えられている
「○%オフ」、「○g減量」などの表記 それぞれの会社ごとの表記。
特に決まりはない

栄養成分表示をチェックしよう

「カロリーゼロ」と強調して表記されているものでも、ちゃんと栄養成分表示を確認すると、カロリーゼロ=0kcalではないことが確認できます。
カロリーや糖質に限らず、栄養成分表示をチェックして商品を選ぶと良いでしょう。

栄養成分表示

糖類の表示がない場合があるけれど、それは違反なの?

栄養成分表示で、必ず表示しなければならないのは、エネルギー・たんぱく質・脂質・炭水化物・ナトリウムのみです。そのため、糖質の表示がないものもあります。
その際は、炭水化物の表示を参考にしましょう。炭水化物には、糖質と食物繊維がありますが、両方の含有量をあわせて炭水化物として表記しているのです。

甘みの強い飲み物の多くは、糖質表示がないとか。糖質を控えている場合には、表記されていないものではなく、きちんと表記されているものを選ぶと良いです。
義務付けられていない成分に関しては表記のないものもありますので、気を付けたい成分は、きちんと表示されている商品が安全でしょう。

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