デメリット

ベビーフードダイエットは、「ザ・トレーシー・メソッド」でも知られるとレーシー・アンダーソンが考案したダイエット法。
その名の通り、ベビーフードを食事に取り入れるダイエット法です。

赤ちゃんでも食べられる食品なのですから、なんだか体に優しそうな感じがしませんか！？
また、「味気なさそう」と思ってしまう人もいるかもしれませんね…。

マドンナやレディーガガ、ジェニファー・アニストンなどの有名セレブが実践したというベビーフードダイエット。
一体どんなダイエット法なのでしょうか…？？

ベビーフードダイエットの方法

ベビーフードダイエットは1日2食を置き換えるダイエット法で、次のようなルールがあります。

ベビーフードは14瓶（1000kcal）までに抑える

野菜を中心とした食事で、肉は脂肪分の少ないものにする

夕食は制限があるものの、夜に普通の食事を取れるのは良いですね！？

ベビーフードは、ビン詰めのものが市販されていますから、手間がかからないという点もメリットと言えますよね！？
また、赤ちゃんのために作られている食品なので、安全性が高いです。

ベビーフードは、上手に噛めない赤ちゃんのために作られた食品。ペースト状になっているので消化が良く、胃腸に負担がかかりません。
乱れた食生活で疲れた胃腸を休ませて、腸を浄化できるとされています。

ベビーフードは栄養バランスが取れた食品。塩分や脂質も控えめです。

１瓶（100g）でたったの62kcal、脂質は0.2gしかありません。
ベビーフードには多くの種類がありますが、ほとんどが1瓶で60kcal前後と低カロリーです。

キューピーベビーフード　ツナトマトリゾット１瓶（100g）当たりの栄養成分
カロリー	たんぱく質	脂質	炭水化物	ナトリウム
62kcal	2.4g	0.2g	12.7g	165mg

低カロリー・低脂質、そして安全性の高いベビーフードなのですが、やはりデメリットもあります。
栄養補給という点に優れてはいますが、やはり食事という観点でみると、食べる楽しみや満足感などに欠けている点も…

ベビーフードは、味が悪いわけではないのですが、薄味なので大人には味気なく感じてしまうと思います。
ベビーフードの種類は多くあるのですが、「種類を変えても、どれも味気なく感じてしまう…」という声も。

朝起きてから夕食までの間に、14瓶ものベビーフードを食べることができるのですが、ペースト状なので噛まなくても食べられてしまい、満腹感を得にくいです。

満腹感を得るには、よく噛むように意識して食べる必要があるでしょう。

ベビーフードは1瓶で130円程度です。1日に10瓶以上食べるのならば、ベビーフードだけで1300円以上かかることになります。
アメリカではもっと安価なベビーフードもあるようですが、日本では安いものでも100円くらいです。

ベビーフードだけでは食物繊維や脂質の摂取量が不足しやすいです。そのため、夕食で補う必要があるでしょう。
ダイエット中は脂質の摂取量を抑えたいところなのですが、だからと言って、摂らなすぎることも良くありません。ベビーフードだけでは不足しやすい栄養を、夕食で摂取することが大切でしょう。

英国栄養士会が選ぶ2012年度の「新年に行なうべきでないセレブ流ダイエットワースト5」にベビーフードダイエットがランクインしています。

ベビーフードは、赤ちゃんに必要な炭水化物やたんぱく質、ビタミン・ミネラルを補給できる栄養バランスのとれた食品なのですが、脂質や食物繊維が不足しやすいことが理由の一つのようです。

ベビーフードは、野菜や果物の皮を取り除いてからペースト状にしてあるので、食物繊維が不足しやすいと指摘する専門家もいます。
また、脂質については、先ほど紹介したベビーフードの栄養成分からも、含まれている脂質が少ないということがわかると思います。

ベビーフードダイエットは、ベビーフード以外で摂取する食事の栄養バランスがとても重要だということになりますね…！？
普通の食事が夕食のみなので、夕食はついつい好きなものばかり食べたくなってしまうかもしれませんが、夕食で不足しやすい成分を補うことが成功のカギと言えるでしょう。