【平均体重】標準体重・適正体重・理想体重の違いと計算式

「標準より太っている！？」「自分の体重は平均体重よりも重い！？」…。
一般的にみて、自分は太っているのか痩せているのか、女性だけでなく男性も気になるところだと思います。

平均も気になるところですが、自分の体重はどのくらいが適正なのか把握しておくことが大切でしょう。実は、適正な体重よりも少ないのに、無理なダイエットを続けている人も少なくないんです。

年齢別 平均身長・平均体重

年齢別の平均的な身長・体重は下記のようになっています。
平均よりも身長の高い人は、体重が平均よりも重くて当然です。平均体重だけを見て、「自分が太っている」などと思わないで下さいね。

妊婦を除いた平均値を示しています。
厚生労働省　平成19年「国民健康・栄養調査」より

男性は肥満傾向、女性は痩せ傾向にある

近年になってダイエットする男性が増えてきましたが、かつては体型や体重を意識する男性は少なかったようです。

太っていても「体格がいい」「貫禄がある」とされてきた男性も、今では太っていると「自己管理ができていない」と思われてしまうのですから、「ダイエットは女性がするもの」という古い考えの人は、改めなくてはいけませんね……。

厚生労働省 平成19年「国民健康・栄養調査」によれば、平成19年の肥満の割合は、20年前に比べて20代男性で8.5％、30代男性で7％増加しているんです。

それに比べて女性はと言うと、20代の肥満の割合は20年前より0.1％だけ増加、30代では2.2％減少しています。
男性は特に、自分に適した体重を把握して、肥満を防ぐ必要がありますね！

ところで、肥満の割合が減少傾向にある女性には、違った問題も……。
女性の場合は、痩せの割合が20年前に比べて20代・30代ともに増加しているんです。痩せも肥満同様、健康に良くありません。

女性は男性とは逆で、痩せすぎに注意しなければいけません。

標準体重・適正体重・理想体重って何が違う！？

ダイエット中の人は特に、理想的な体重があると思いますが、理想体重が少なすぎてはいませんか？？
女性の中には「体重が少なければ少ないほど良い」なんて思っている人もいるのでは……！？

標準体重・適正体重・理想体重の違いを知って、自分に適した体重を目指しましょう！！

標準体重・適正体重

日本肥満学会が定める肥満の判断基準によれば、BMIの値によって肥満と痩せは次のように判断されます。

適正体重とは、18.5≦BMI＜25となるときの、痩せでも肥満でもない普通体重のことを言います。
また、BMI＝22が標準とされていて、BMIが22になる時の体重が標準体重とされています。BMI＝22という数字は、統計的に病気にかかりにくいとされている数値なんです。

理想体重とは？

理想は人によって違いますよね！？ 何を理想とするかによって、理想体重は異なります。
例えば、健康を維持するために理想的な体重、美しいプロポーションを維持するために理想的な体重など、理想が違えば、当然理想体重も違ってきます。

健康を維持するための理想体重は、標準体重と同じ意味で使われています。

また、「美容体重」という言葉を聞いたことがある人もいると思いますが、美容を意識し、美しいプロポーションを維持するためには、標準であるBMI＝22は若干高めであることから、美容を意識した場合の理想体重としてBMI＝20となる時の体重が用いられていることもあります。

美容体重は、　
美容体重＝身長（m）×身長（m）×20　
の計算式で求められます。

「モデルのように細くなりたい」と思う女性も多いですが、痩せすぎは健康への悪影響も大きいことから、海外では痩せすぎているモデルはファッションショーに出演できないなどの対策がとられています。

体重だけを減らしても、モデルのようなプロポーションにはなりませんので、体重ばかりでなく、健康的でメリハリのあるボディーラインを目指すことが大切でしょう。

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