興奮すれば間食しない!?アドレナリンのダイエット効果とは?
- 2011年7月13日
- 投稿者:小林 ほのか
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夢中で何かをしている時って、空腹感を感じないと思いませんか?
好きなアイドルのコンサートに行ったり、デートに着ていく服を選らんでいたり、集中している時や興奮している時には、空腹感を感じませんよね?
集中している時、興奮している時には、神経伝達物質であるアドレナリンが分泌しています。
アドレナリンは、空腹感を感じなくなることと、どのような関係があるのでしょうか。
アドレナリンと空腹感
空腹感は、食後に上昇した血糖値が下がることによって生じます。血液中のブドウ糖(エネルギー)の濃度が下がることにより、脳がエネルギー不足と察知し、空腹感としてサインを送るのです。
アドレナリンは、肝臓にエネルギー源として蓄えられているブドウ糖を、血液中に放出する働きがあり、血液中のエネルギー(糖)の不足を肝臓に蓄積してあるエネルギーを使用することによって解消し、脳のエネルギー不足を知らせるサインを止めることができるのです。
空腹感を満たすためには、咀嚼や胃壁の拡張、血糖値の上昇によって、満腹中枢を刺激することが必要ですが、食べ物や飲み物を摂取しなくても、アドレナリンが分泌されることによって血糖値が上昇し、満腹中枢を刺激することができるのです。
食べなくても空腹感を忘れることができるのですから、間食防止や食べ過ぎ防止にアドレナリンを活用すれば、ダイエットの成功につながりますよね。
では、アドレナリンを分泌するには、どうしたら良いのでしょう。
アドレナリンを分泌するにはどうしたらいい?
興奮したり、集中したりすればアドレナリンが分泌されますが、空腹感を感じたからと言って、簡単に興奮したり集中したりすることはできませんよね。
手軽にアドレナリンを分泌する方法に、運動があります。運動は、交感神経を刺激してアドレナリンを分泌することができます。空腹感を感じたら、運動を行なえば良いのです。
比較的どこでもできる、ウォーキングや踏み台昇降、足踏み(その場で駆け足)などを行うことで空腹感を忘れることができます。行う時間は運動の強度にもよりますが、1分程度行うことで、効果を得ることができるでしょう。
アドレナリンには脂肪燃焼を促進する効果もある!
空腹感を忘れさせて、余計なカロリー摂取を防ぐアドレナリン。実は、運動による脂肪燃焼を促進する効果も期待できます。
アドレナリンには、脂肪分解酵素であるリパーゼを活性化する働きがあり、運動による脂肪燃焼効果を高めてくれるのです。
アドレナリンは、空腹感を忘れさせるだけでなく、運動による脂肪燃焼効果を高める、ダイエッターの強い味方なのです。
アドレナリンの分泌が多ければ良いというわけではない
アドレナリンがずっと分泌されていれば、空腹感を感じることなく、ダイエットを成功できるのに……。ダイエッターなら、誰もが考えるかもしれません。
しかし、アドレナリンはストレスや興奮などで分泌される神経伝達物質です。アドレナリンが分泌し続けているということは、慢性的にストレスがかかっている状態や、体が常に興奮している状態であるということです。
アドレナリンの過剰分泌は、常に体が興奮状態になっているのですから、心や体に悪影響を与えてしまいます。
運動はストレス解消にも効果があるので、運動によってストレスを発散させ、アドレナリンの過剰分泌を防ぎ、効果的に脂肪を燃焼すると良いでしょう。