いつもより少し多めに噛むだけでダイエットができる!
- 2011年3月31日
- 投稿者:二拾七
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食べ物を口に入れたときどのくらい噛んでいますか?特に意識せずに少し噛んで飲み込んでいるのではないでしょうか?少し意識して噛む回数を多くするとダイエットになっちゃいます。その仕組みを紹介していきます。
噛む回数を増やすと少量で満足できるようになる
食べ物を噛むと唾液が分泌されます。唾液には食べ物を糖にする効果があります。この分解された糖はすぐ吸収できる状態になっており、血液へと吸収されます。糖が吸収されることにより血糖値が上昇し満腹になったという信号を発信する器官が刺激されます。一口一口に時間をかけて食べることにより「満腹になった」という信号を受けるまでに間の時間に食べすぎるということを防ぐことができます。
逆にあまり噛まないで食べてしまうと食べ物から糖への分解作業に時間がかかり満腹信号が発信されるのが遅くなり、結果として食べ過ぎてしまいます。
噛む回数をいつもより多くすることで少量の食事でも満腹感を味わうことができるようになります。
細かくなるまで噛むように意識しよう
具体的に「○回噛むのがよい」ということはありませんがおおよその目安として口に入れたもの原型のまま飲み込まないようにするとよいでしょう。ご飯は少量であれば噛まなくても飲み込むことはできるのでよく噛むように意識しましょう。噛んでいるうちに唾液の効果で糖に分解されて甘みを感じるようになります。そのくらいまで噛んだら飲み込みましょう。
噛むことの医学的な効果
噛むことによって得られる効果は食べすぎ防止だけではなく医学的に以下のような効果があるとされています。
- 発がん性物質の毒性緩和
- 虫歯予防
- ボケ防止
- ストレスの発散
発がん性物質の毒性緩和
唾液の効果は最初に説明している通り食べ物を糖に分解し吸収効率を上げると書きました。
しかし唾液の効果はそれだけではなかったのです。同志社大学の西岡一教授の研究によると唾液には発がん性物質の毒性を抑えてくれる効果もあるのです。この方の研究では発がん性物質を唾液に約30秒漬けているだけで発がん性物質がほとんどなくなっているということが発見されました。
食事をするときはなるべく多く噛んで食べ物に唾液を絡ませるようにしてダイエットと一緒に癌予防もしちゃいましょう。
虫歯予防
またまた唾液に関する効果です。食事後に口の中に食べカスが残っているとそこから歯の表面側の成分であるエナメル質を溶かしてしまう酸が出されます。その酸によって虫歯ができますが唾液には一度溶かされてしまったエナメル質を修復する効果があります。
糖分のなるべく含んでいないガムなどを噛んで唾液をいっぱい出して虫歯予防をしましょう。
ボケ防止
噛むという行動で筋肉が動かされます。
その動きによって脳への血液の流れが促されます。脳への血の巡りがよくなることにより脳の活動が活性化されます。活性化することによりボケ防止に役立ちます。
勉強するときにもガムなどを考えからやると集中できるようになったり、記憶力が高まります。
ストレスの発散
噛むことはストレス発散にも繋がっています。
単純にストレスを与える不快な音を出したときとガムを噛みながら同様の不快な音を出してストレスと咀嚼の関係を調べた研究では、ガムを噛んだほうがストレスの増加を示す反応が少なかったことがわかっています。
イライラしたときの気持ちを噛むという行動で紛らわしていると考えることができます。
噛むという行動には食事の量を減らしてダイエットができるという効果以外にも様々な効果があることがわかります。
普段忙しさのあまりほとんど噛まないで食事をしている人もゆっくりできるときには少し「噛む」という行動を意識してみてはどうでしょうか。