こんな実験研究結果があります。
1日に適量の飲酒習慣のある人が最も心臓血管疾患になりにくく、病気・事故・事件を含めても死亡率が最も低く長生き出来ている事実があるのです。
くれぐれも、“適量”での場合です。適量を超えると逆に死亡率が極端に上がってしまうのです。飲み過ぎ食べ過ぎは脳・消化器系・肝臓・すい臓・循環器系・その他への負担が大きく病気の原因になってしまいます。
上記をグラフにすると下記のようなグラフが出来上がり、その曲線がアルファベットのJに似ていることからJカーブ効果と呼ばれています。
ただし、空腹で飲酒をしてしまうと、胃でも吸収されながら直接小腸へと急速にアルコールが流れて大量に吸収される為、肝臓の解毒処理能力が間に合わずに一気に酔いが回ってしまいます。そして、アルコールが胃に直接触れるので粘膜が荒れてしまい胃炎などの原因となります。ですので、空腹での飲酒はお勧めできません。また、食べながら飲酒する事でアルコールの吸収も抑えます。
豆知識として、アルコールを飲む際には少量の油料理を最初に食べる事で、アルコールの吸収もゆっくりにしてくれます。
飲酒前に好ましい食べ物は、脂肪分の含まれるチーズなどで胃腸の粘膜を保護しアルコールの刺激を緩和してくれます。牛乳にはアルコールの吸収を遅らせる効果があります。また、飲酒中はビタミン・ミネラルが失われやすいので野菜類・豆類などがお勧めです。
飲酒後には、果物類・ビタミンなどの補充をする事で、アルコールの分解を助けてくれます。ですが、ダイエットの為には食べ過ぎ飲み過ぎはくれぐれもいけません。
どんな種類があるのか?何が美味しいのか?どんな飲み方が美味しいのか?少しでも身体に良いのは?少しでも太らないお酒は?美味しく飲めるおつまみは?など分からないことも沢山あると思います。また人それぞれの好みもあるので、好みは変わります。まずは年代別でよく飲むお酒のグラフを見てみましょう。
このように、年代によっても好まれるお酒は様々です。現に私も年齢と共に好むお酒が変わりました。しかし、それは単に味わいたいだけの問題でしょうか?違うのです!
年齢で下の感覚が変わったのではなく、色々なお酒を経験した事と飲むシチュエーションと好む食べ物が変わった事で好むお酒も変わるのでしょう。きっと、20歳で日本酒しか知らない人は少ないと思います。
今回は新しく自分に合ったお酒を見つける為の手助けが出来ればよいと思います。
では、代表的な種類や飲み方や健康・ダイエットに適しているお酒を、今日から使える知識として解説しています。