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肥満の人間学~好かれるデブ、嫌われるデブ

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いわゆる「デブ」と呼ばれる肥満体型の人には、集団の中心になる人と集団から孤立する人の両方が目立ちます。同じような肥満体型であっても、好かれる人と好かれない人がどういうわけかはっきり区分されているのです。このようなデブの人への好き嫌いの違いは、どのような理由で発生しているのでしょうか?

太った女性

肥満の人間学~好かれるデブ、嫌われるデブ

テレビではよく肥満体型のタレント、略して「デブタレ」が人気者になっていますね。グルメ番組や旅行番組のリポーター、大食い特集への出演などその体型を生かした芸風でタレント好感度もうなぎ上りの勢いです。 しかし、私たちの身の回りにはデブタレのように好かれるデブがいる一方で、蛇蝎の如く嫌われるデブもいます。同じデブでも正反対のこの違いは一体どこから来るのでしょうか!?

*世間がデブに対して抱く印象とは?

結論から言えば「成熟した社会においてデブは嫌われ者である」ということになります。例えばアメリカでは「デブは自己管理が出来ない証拠」と見做されており、会社で出世できないとまでいわれています。また、ある研究では「デブを見ると腐った食べ物を見るのと同じ嫌悪感を催す」という結果さえ発表されています。

そもそも暑くもないのに汗を掻き、激しい呼吸をしながら水分を浴びるように摂取する、ドカ食い・2リットルのペットボトル一気飲みなど見ているだけでも胸焼けがしそうな食事風景、ちょっとの運動で息を切らして動けなくなる様子など、デブを嫌いになれる理由は日常生活の中には幾つも転がっています。
しかも「太っているのは仕方ない」「ダイエット頑張ってるけど痩せない」「水飲んでも太る体質」と言い訳しながら、お菓子をパクパク食べジュースをゴクゴク飲む始末。これでは「デブを邪魔者扱いするな!」といっても説得力がありません。つまりデブを疎み、嫌うのは本人の行動や有り様に原因があるというわけなのです!

*性格の陰陽も好き嫌いに関わる

では「デブは基本的に嫌われ者」であるなら、逆の立場にある「人に好かれるデブ」とはどのような人のことを言うのでしょうか? 多くの場合、「好かれるデブ」で思い浮かぶのはデブタレである「石ちゃん」ことお笑い芸人のホンジャマカ・石塚英彦ではないでしょうか。石ちゃんのチャームポイントには「目が細い、小さい」「屈託のない笑顔」「美味しそうに食べる」「駄洒落で場を和ませる」「熊さんみたいでかわいい」などがあります。

このように「明るい性格を周囲に振りまいている」「デブであることに引け目を感じていない」「むしろステレオタイプなデブキャラとして振る舞っている」という陽気な性格であることは、「好かれるデブ」になるための条件の一つと考えることが出来ます。

逆にデブが陰気な性格であると多くの場合、周囲に嫌悪感を抱かせる言動・行動が目に付きやすくなります。「人の嫌なところには先に目が行く」とよく言われるものですが、肥満が持つネガティブな印象は陰気な性格によってさらに増幅され、嫌われるデブになる理由に繋がっていきます。
つまり、性格の陰陽はデブへの印象を大きく変える要因となっているという訳なのです!

*周囲はデブに陽気を求めている!?

人間とは不思議なもので、周囲からレッテルを貼られたり期待されたりするとそれに応えるように性格や行動が変化することがあります。このような周囲からの期待やレッテルに応える形で性格・行動などが左右されることを社会心理学では「自己成就的予言」または「ラベリング効果」「ピグマリオン効果」といいます。 そして好かれるデブ・嫌われるデブの分水嶺は、この自己成就的予言が作用して形成されているのです!

どういうことかというと、周囲が太っている人に「デブ=デブタレのように明るい性格」という認識や期待をもって接していれば、自然とその人も周囲の期待に応えてデブタレのように明るく振る舞うようになります。そうすると周囲は自分たちの期待に応えた人を受け入れるため、「好かれるデブ」が形成されることになります。 逆に太っている人が周囲の期待やレッテルに応えない場合、「デブの癖に何カッコつけてるの?」「何ムキになってるの? だからお前はダメなんだよ」「空気読め」といった敵対感情が生まれ、周囲に伝播していくことでその人は「嫌われるデブ」として扱われることになるというわけです。
つまり、「周囲の人間が潜在的に抱いている期待への対応」が好かれるデブと嫌われるデブを分けているのです!

好かれるデブになれる方法とは!?

デブが周囲から好かれるためには、「周囲の潜在的な期待」という場の空気を読み取りそれに合わせて行動することが不可欠といえます。では、空気を読めるようになるには何が必要なのでしょうか?
その答えは、「周囲との親密なコミュニケーションの積み重ね」にあります!

場の空気は自然に出来上がるものではなく、場に参加している人によって形成されている、いわゆる「暗黙の了解」というものです。暗黙の了解は場に参加していない外部の人には把握しにくいものです。つまり、場の空気を理解したいのであれば積極的に場に参加してしまえばよいのです!

場に参加するには、ただやみくもに話しかければいいというわけではなく「話題に合わせて話す」「相手の話を遮らない」「ダイエットアピールやデブ卑下をしない」といった要点をしっかり抑えた上でコミュニケーションをとる必要があります! 特にダイエットアピールやデブ卑下は、周囲の痩せている人や太っている人に対する悪口になりがちで、デブが嫌われる原因の一つにもなっています。だいたい、「他人の自慢話や卑下話は聞いても面白くない」と相場が決まっているもの。それを嬉々として話されるのは体型に関係なく嫌われる原因になります。

周囲と親密にコミュニケーションを取ることが出来る人は、太っていても嫌われにくくなります。また、周囲から求められる「明るいデブキャラであること」を満たすことにも繋がるので、自然と「好かれるデブ」になっていくというわけです。つまり周囲からの評価や認識とは、体型ではなく自分の行動によって左右されるものなのです!

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コメント 2 Comment

  1. ななし より:

    太ってしまうことは、
    空気を読まない、読めないこととも
    関係するのですね。
    細い人たちが、空気を常に読んでいると
    今まで気づかなくて、本当にはしたないことばかり
    してしまったと後悔ばかりです。

  2. 現在進行形のとにかく明るいデブ より:

    自分もここの文を見て明るく、コミュニケーションを大切にしてたら、色々な人(男女構わず)仲良くなれました。皆からは、ポ↑チャ↓モ↓ンと言われています(笑)

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