スロートレーニング

スロートレーニング（スロトレ）とは、筋力トレーニングの一つである。
筋肉に効果的に負荷をかけられる運動であり、身体に余計な負担をかけることがないエクササイズとして注目されている。

スロートレーニングの原理

スロートレーニングは、ゆっくりと体を動かして筋力を鍛える「レジスタンス運動」の一種。
レジスタンス運動は、ゆっくりとした動きの中で、筋肉に力を入れた状態を維持して動かす運動である。

筋力トレーニングは素早い動作で行うよりも、ゆっくりとした動作の方が狙った場所に効果的な負荷をかけることができる。身体にかかる負荷は軽いが、運動・動作を工夫するだけで、ハードな負荷をかけて行った運動と同じだけの筋力UPが期待できる。

また、ゆっくりとした動作はスロートレーニングで重要となる「正確なフォーム」をとることができ、鍛えたい筋肉に集中できる。フォームが間違っていると、効果も期待できなくなるため、ゆっくりとしたスロトレは効率よく筋肉を鍛えられる運動として注目されているのである。

スロートレーニングのメリット

スロトレは他の運動と比べて身体にかかる負荷が少ないため、運動の苦手な人でも安全に運動することができる。
負荷の強い運動は関節などに負担がかかり、反対に体を傷つけてしまう場合もあるが、スロトレはその心配がない。体への負担が少ないため、身体を損傷させるリスクが低いのである。

自分の体重を利用して行う運動の中では、効果が期待できるトレーニングとされている。ウェイトトレーニングなどの大きな負荷をかけて行う運動から見ると、スロトレは負荷が軽いため効果があるのか？と思う人もいるが、筋肉を安全・確実に鍛えるためには効果的な運動なのである。

スロトレの筋トレ効果

スロートレーニングには、筋力の増強や筋肉の肥大効果が期待できる。
力を絶えず入れ続けると筋肉の硬直により血管が圧迫され、血液循環が悪くなり、一時的に血液が停滞することになる。この「血液の流れが抑制された状態」で力を入れたまま行う運動が筋力増強や筋肥大を作り出す要素であると考えられているため、スロトレが注目されているのである。

スロトレでダイエット

スロートレーニングのようなゆっくりとした運動は、運動量が少なくても筋力アップ効果が得られる。また、動作が遅いため、怪我をするリスクが低く、初心者でもできる。

筋肉を増やすことは基礎代謝が上がって太りにくい体質になることにつながる。

現在では、スロトレはダイエットに励む女性などにも幅広く取り入れられているエクササイズである。

カロリーSlismのカロリー表と栄養表