桑の葉

桑の葉とは、落葉性植物の桑がつける葉のことである。ビタミンB1やビタミンA、1-デオキシノジリマイシン（DNJ）など多くの成分を含み、DNJは血糖値安定の効能をもつことが証明されている。米国ハーブ製品協会では、ホワイトマルベリーの種類を適切に利用するのであれば、健康を害す恐れはないと評価している。ブラックマルベリーについては血糖値に影響を及ぼすため、血糖投下薬の服用中である場合は摂取を避けた方がよい。

桑の葉は、貴重な成分を多く含むハーブである

桑の葉とは、温暖な地域に生息する落葉性植物・桑がつける葉のことである。
桑といえば、ポリフェノールなど栄養価に優れた赤紫色の実が広く知られているが、葉もまた貴重な成分を多く含んでおり、疾病予防など健康効果を得ることのできる部位である。

桑葉の主な利用方法は、お茶である。
葉を蒸して天日干してお湯を加え、有効成分を含むエキスを抽出したものは桑の葉茶や桑茶などと呼ばれる。

含有成分の１つDNJに、血糖値安定の効能あり

桑の葉が含有する成分は、ビタミンB1やビタミンAをはじめ、カロテン、エルゴステノール、フラボン、α-グルコシダーゼの1-デオキシノジリマイシン（DNJ）などが挙げられ、このうち1-デオキシノジリマイシン（DNJ）には、血糖値を安定させる効能があると言われている。

桑の葉の1-デオキシノジリマイシン（DNJ）に血糖値安定の効能があることは、農研機構、東北大学、日本医科大学、ミナト製薬の研究グループが行った共同実験により証明されている。また、１ヶ月を超える継続摂取で低血糖状態にならないことも、同グループの実験により証明されている。

研究グループが行った実験の内容は、夏期に採った桑の葉の抽出エキスを粉末状にしたものを1ヶ月以上続けて摂取させ、血糖値安定の効能を得られる量や、継続摂取がもたらす人体への影響を調べるというものである。この実験結果から、桑の葉のDNJは、糖尿病予防に有望な可能性が高い成分と判断されている。

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ホワイトマルベリーの適切利用ならば健康を害すことはない

桑の葉の安全性については、ホワイトマルベリーの種類を適切に利用するのであれば、健康への悪影響はないとされる。これは、米国ハーブ製品協会（AHPA）のクラス1評価に該当する。
ブラックマルベリーの安全性については定かでなく、先述したように血糖値上昇抑制の効能を有するため、糖尿病で血糖降下薬を利用中の者は、薬物相互作用に注意しなければならない。

また妊婦・授乳婦が、桑の葉エキスを含むサプリメントを摂取することも、安全保障がされていないため避けたほうがよい。さらにアレルギー体質の者も注意が必要である。

【【【【　料理のカロリー　】】】】