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なぜ起こる?いつまで続く?ダイエットの停滞期

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ダイエット経験者なら次の様な経験をしたことありませんか?

A「私ダイエット始めたんだけど」
B「へぇー、で効果はどうなの?」
A「それが初めの頃は体重減ったのに最近全然減らないんだよね…」
B「あーそれって停滞期とかいうやつ?」
A「そうそう…」

ダイエット中に「途中から全く体重が減らなくなった」このような悩みを持ったことはありませんか?
じつはダイエットにおける停滞期とはそのダイエットが効いている証拠なのです。

ダイエットにおける停滞期とは何なのでしょう?いつまで続くのでしょうか?
停滞期に体でどんなことが起きているのか、停滞期がどのくらい続くのか、停滞期を乗り切るコツを知っていれば、体重が減らないことへの不安も少しは解消されるのではないでしょうか?

ダイエット話をする女性

リバウンドと停滞期の関係

ダイエットを始めてから順調に減ってきていた体重が、急に減らなくなってしまい、「もうこのダイエット方法ではやせられないのかも…」と諦めてしまうケースが多いです。
実は、よくある挫折例です。
停滞期にダイエットをやめて、以前の食事量・生活習慣に戻すと、体重がダイエット前よりも増えてしまう場合(リバウンド)が多いのだとか。

食べ過ぎているわけでもない、ダイエット前の食生活に戻しただけなのに、なぜ体重が増えてしまうのでしょう。
体重が減らなくなったことで、ダイエットをやめたのが原因です。
体重が思うように減らないからといって、ダイエットをやめてはいけません。停滞期を辛抱することが、リバウンドを回避する方法なのです。

ホメオスタシスが原因!?停滞期のメカニズム

実は体にはホメオスタシス(恒常性)と呼ばれる働きがあります。ホメオスタシスの働きのおかげで、体内の環境が一定に保たれているのです。

ホメオスタシスの例として、体温の維持が挙げられます。周囲の温度が変化しても、体温は一定に保たれます。冷たいものを食べた時にブルブルと震えることがありますが、体の中が冷えても、筋肉をブルブルと緊張させることで熱を生み出し、体温を一定に保つのです。熱いものを食べて汗をかくのも、このホメオスタシスの働きの一つです。
ホメオスタシスは、体の一部や外部の環境が変化しても、体内の環境を一定に保って生命を維持してくれるのです。

ダイエットをして体重の減少が起こると、体は変化を感じ取って体重が減りにくくなるように働きます。これは、摂取カロリー不足を体が「危機的な状況」と判断するためです。
遭難などで数日食べることができなくても、人間は生きていけます。ホメオスタシスの働きで、少しのエネルギーで体を保ち、なるべくエネルギーを蓄えるようになるからです。
エネルギーの供給がないのですから、生命を維持するために体が省エネになってしまうのです。

このホメオスタシスの働きは、1ヶ月で体重の5%以上減った場合に活発に反応するようになります。このような体を守ろうとする働きが、ダイエットの効果を一時的に止めていたのです。

停滞期を引き起こすホメオスタシスの働き

ダイエットをやめてもホメオスタシスの働きはそのまま

停滞期にダイエットをやめても、ホメオスタシスの働き(防衛機能)はそのままです。
つまり、ダイエットをやめてダイエット前の生活を送っていても、体は危機的状態(エネルギー不足)に備えているのです。
このことを知らずに、ダイエットをやめて元の生活を送ると、体は「今のうちに栄養を蓄えておかなければ」と、なるべくエネルギーを消費せず、摂取したエネルギーを蓄積します。
つまり、体は過剰にエネルギーを蓄え、エネルギー消費を抑えるので、食べ過ぎていなくても太ってしまうのです。停滞期ですぐにダイエットをやめると、それまでの頑張りをダメにしてしまうだけじゃなく、さらに太ってしまうということです。

この停滞期を乗り越え、ダイエットを続けると体はどうなるのでしょうか。
体の中では、「今摂取している栄養量は足りないのではなく、正常なのだ」と判断するようになり、停滞期で止まっていた体重はまた減少し始めます。
頭でわかっていても、乗り越えるのが大変な停滞期。やせ体質を作るには、あせらず時間をかけることが大切です。辛抱強く乗り切りましょう。

停滞期はダイエットを開始して1ヶ月程度でやってくる

ダイエットにおける停滞期はいつ頃起こりやすく、どのくらい続くのでしょうか。

ダイエット停滞期の一例

上のグラフにあるように、ダイエット開始から約1ヶ月で減ってきた体重がある時からピタッと減らなくなってしまいます。これが停滞期です。
そして、ダイエットの停滞期は2週間から1ヶ月程度は続くとされています。早くやせたいという人も多いですが、停滞期を乗り切るまでには時間がかかってしまいます。
また、極端な食制限を行うダイエットでは停滞期が長くなるようなのでダイエット方法は慎重に選びましょう。

停滞期は1度乗り越えたらもう来ないというものでもありません。しばらくするとまた次の停滞期と向き合うことになるかもしれません。
しかし、諦めずに続けていけば、きっとダイエットを成功できます。
停滞期を乗り切ることは、太りにくい体質に近づいているということです。体重ばかり気にして、停滞期にストレスをためず、辛抱強く乗り切りましょう。

ダイエット停滞期を乗り切るコツ

停滞期は、ダイエッターにとって大きな壁であり、誰もがぶつかる壁です。
ダイエットで停滞期を向かえるということは、効果が出ている証拠です。
この壁さえ乗り越えれば…、わかっているけれどやっぱりつらい停滞期…。
どう乗り切れば良いのでしょうか。

停滞期を理解することが第一

停滞期があるということを前もって理解しておくだけで、実際に停滞期になっても心に余裕がもてますよね。心にゆとりを作っておくことは、実はダイエットにおいても大事なことです。
ここまでせっかく体重が減ったのに数値が変わらなくなると、焦ったり苛立ったりしませんか?
ストレスはダイエットの大敵です。挫折の原因となります。

正しい知識は、ストレスを軽減してくれます。抜け出せないように思えてしまう停滞期ですが、正しい知識を持っていれば、「いつか抜け出せる」と自信が持てます。
まず、停滞期を理解することが第一なのです。

無理しない

停滞期を早く乗り切るために、極端にダイエット方法を追加したり、内容を厳しくしても停滞期が短くなるわけではありません。
無理にダイエットの内容を濃くしようとするよりも、それまでのダイエットをしっかりと続けていくようにしましょう。
なお、停滞期にはタンパク質・ビタミン・ミネラルなどの栄養を補充することが効果的です。
タンパク質は筋肉の増加につながりやすい栄養素であり、基礎代謝量UPが期待できます。
ビタミンやミネラルはダイエットだけでなく、美容にも効果がある重要な栄養素です。

ダイエットの停滞期を乗り越えるには、それまで行ってきたダイエット方法を続けていくのが一番です。
停滞期を乗り越えるには時間がかかりますが、自分が行ってきたダイエットを信じて続けていきましょう。

停滞期に大切なこと

  • ダイエットには停滞期はつきものだということを意識しておく
  • 停滞期中は無理せず、それまでどおりのダイエットを続ける
  • たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養補充を心がける
  • 停滞期は体に「少ないエネルギーが普通なのだ」と覚えさせる時期

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コメント 2 Comment

  1. なつ より:

    そういうメカニズムなのか!運動で痩せる方法ですが、ここしばらく減りません。かなりイライラしていたので、ちょっと安心しました。めげずに続ければ、また減り始めると信じて頑張ります!

  2. かしこ より:

    今、ダイエット一ヵ月過ぎたところで、ちょうど停滞期ですが、やはりイライラしますね。いつもここでやめていました。ところで、停滞期のことは知ってはいたのですが(情報も多々ありますが)、こちらのサイトのグラフがわかりやすくて助かりました。一例とはいえ(個人差があるとはいえ)こうやってイメージすることで今後の見通しをたてることができました。後は自分の身体を信じて、です。

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